こんばんは
こんな時間ですが、春分図のお話です。
You Tubeでもこのお話を動画でUPしているので
文字ではなく動画でみたい方はこちらをみてくださいね!
春分図とは?
西洋占星術では春分の日を
1年のスタートとして考えています。
春分は、太陽が牡羊座に入った瞬間のことを指します。
牡羊座は12星座のトップバッターなので、
この1番目の牡羊座に太陽が入った瞬間が1年のスタートと考えるわけです。
太陽が牡羊座に入った瞬間の天空の様子を平面で表したのが、
春分のホロスコープです。
これを「春分図」と言います。
2022年の春分図
今年、太陽が牡羊座に入るのは、
2022年3月21日午前0:33です。
この瞬間を切り取ったホロスコープ「春分図」には、
1年間のこの国の運勢が記されています。
1年間というのは3月21日午前0:33から来年の春分の日までのことです。
ちなみに春分図の他に
夏至図・秋分図・冬至図というのも存在します。
春分図は春分から来年の春分までの1年間の運勢を表し、
夏至図は夏至からの3ヶ月間の運勢を
秋分図は秋分からの3ヶ月間の運勢を
冬至図は冬至からの3ヶ月間の運勢を表します。
今日は、春分図に書かれていることを、お話していきます。
2ハウスに集まる天体達
まず注目するところは、
2ハウスという場所に天体が多く集まっていることです。
ホロスコープは12個のお部屋があるのですが、それぞれに意味があります。
2ハウスはお金に関係する場所で、
春分図のように国の運勢を見る時には、
国の景気、金融関係を表します。
2ハウスに入っている天体は、冥王星、火星、金星、ジュノー、土星です。
それぞれの意味は次の通りです。
【冥王星】 破壊、深刻なこと
【火星】 事故、災害、争い、戦争も含みます
【金星】 女性、芸術芸能、娯楽
【ジュノー】 災害、暴力、争い、地震
【土星】 制限、抑圧、災害
主な意味を抜粋したものになりますが、
ざっと見ただけでも、なかなか大変そうなワードがならんでいます。
冥王星は
経済の破綻、景気が深刻なことになる。
火星は
経済は戦争や災害の影響を受ける。
金星は
娯楽や芸能、アパレル系など、楽しみに関する経済。
ジュノーは
災害や争いによる影響が経済に出る。
土星は
経済が止まる、抑圧を受ける、苦しい状況。
まあ、つまり、現実の状況を見てもわかるように、
2022年は経済がなかなか厳しい年になると言えます。
この2ハウスに入っている天体が、
他の天体とどういう角度をとっているかで、
それぞれの意味がさらに見えてきます。
冥王星と月の90度
冥王星は月と90度です。
月は私達みんな、
この国で生活している人達すべてのことを意味しますが、
この月と経済の破綻を意味する2ハウスの冥王星が90度、
90度は困難や葛藤を意味する角度なので、
冥王星の破壊の影響は私達を苦しい状況に追い込みます。
火星・金星はMCと120度.天王星とは90度
火星と金星は社会を意味するMCと120度です。
120度は希望を意味するので、
経済が冷え込む中でも、金星の娯楽系には希望があるのかもしれない、
火星は
この戦争や災害などで逆に成功する分野もあるのかもしれない。
悪い事をして儲けるというのではなく、
救済となることで希望となってほしいです。
ただ火星と金星は
変革を意味する天王星とは90度葛藤の位置にいるので、
いろいろ良くなるように改善しようと模索しているけど、
そこはなかなかうまく行かないかもしれません。
世の中がコロナ出現以降、いろいろ変わり、
人の楽しみのあり方も制限を受けたりして
どうしたらいいのかずっと模索中です。
楽しみ方も変化していっているのだと思います。
その変革そのものはまだまだ模索中で、
すんなりといい方向性はまだ見つからない状況を表しています。
天王星とMCは150度
変革を表す天王星は
社会のMCと150度の不調和な困難です。
ストレスを感じる困難という位置にあるので、
この1年もいろいろ変わっていくこと、
変えなくちゃいけないことへのストレスは続いていきます。
ジュノーと土星は0度
ジュノーと土星は重なっています。
災害や争いのジュノーと
制限や抑圧・苦痛の土星が重なっているので
まあ、苦しい。
ジュノーも土星も
これからの方向性を意味するドラゴンヘッドと
90度葛藤の位置なので、
これから向かっていく方向も苦しい。
ちなみに4月1日の牡羊座新月の動画をまた4/1にUPしますが、
この4/1には土星とジュノーがピッタリ重なります。
その近くに火星もいるので、ちょっと心配な位置関係です。
2ハウスの経済関連をみただけでもザッとこんな感じなので、
なかなか厳しいです。
ASCとヘッドは150度.海王星は90度
国全体の状態を表すASCとドラゴンヘッドは150度、
ASCと海王星は90度です。
ドラゴンヘッドはこれから向かう方向性、
150度はストレスの感じる困難なので、
2022年のこれからの方向性はストレスを感じる困難ということ。
海王星は混乱を意味しますが、
この海王星は3ハウスに入っています。
3ハウスは情報や物流を意味するので、
嘘の情報や曖昧な情報による混乱や、
物流関係の混乱がありそうです。
特に情報に関しては今に始まった事ではありませんが、
でも特に今回のウクライナ情勢を見ていても、
情報闘争になっている部分もあるように、
というか戦争というのはまあ、そういうものですよね。
情報で思い込ませて、方向性が狂っていってしまうものです。
世の中にあふれる情報の本質を見る目を、
それぞれが養う必要があるってことです。
混乱や苦しい状況になればなるほど、何かにすがりたくなるものです。
その時に、何を信じ、何を行っていくのかを誤らないように、
正しく情報をとる能力がもっともっと必要になっていくと思います。
2022年は厳しい
ザーッとここまでお話した中で、
なかなか楽しいお話がなくって、申し訳ないですが、
この春分図の影響をどう個人がうけるのかは人それぞれです。
一口に言えば、2022年は去年よりも厳しい。
きっと2022年より先もまだまだ厳しい。
でもその中をどう生きていくのは、
個人個人の心持ちと行動次第です。
ただぼんやりと過ごしていけば
それなりにうまく流れていた時代ではもうないんだと、
それぞれが気付くことです。
私は2019年までと、
2020年以降はまったく違う世界を生きているのだと感じています。
もう2019年までとは様子が違う。
それをそれぞれが覚悟すべきです。
そして、それぞれが自分の頭で考えて、
どうすればこの世界の中で、
自分の人生をよりよく生きていけるかを考えて、
行動しなくちゃいけないと思います。
経済が冷え込むのなら、お金を使わなければいい、
という単純な問題でもない。
何に使うのか、何を自分は重要視して生きていくのかを考えることは必要です。
そして自分の生活の安定や満足度や幸せも大事、
同時に自分のまわりや世の中が良くなるように考えることも大事です。
世の中が少しでもよくなっていかなければ、
結局は自分にも多少なりにもその影響は受けるのだから、
厳しい中でもそれぞれ1人1人が、
遠くで起きている出来事も、
他人事ではなく自分ごととして捉えていくことが必要です。
ウクライナの戦争もそうです。
ASCは射手座
世界の動きも注視する、
この春分図のASC、春分の瞬間を表すASCは射手座です。
射手座は遠くの世界に意識を向ける星座。
遠くの世界のことも他人事ではなく意識を向けていくことが
2022年は特に大切です。
2022年は厳しい、経済も厳しい、と聞いて
チーンと落ち込むのではなく、
では「その中で自分が出来ることは何か?」と考えましょう。
春分図のASCは射手座、
射手座は向上心のある星座でもあります。
成長を望む星座です。
この状況からこの1年で
それぞれ成長した1年にしましょう。
ということで、ちょっと長くて難しかったかもしれませんが、
春分のホロスコープのお話は以上です。
自分がどうやって成長したらいいのかわからない、
自分の強みが知りたい、
自分の今の立ち位置を知りたい、という方は
下の枠内をみてくださいね!
では~
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