【双子座満月/半影月食】鍛錬してきた過去と出発点に立つ自分

こんばんは。

今日は半影月食でもある双子座満月のお話です。

 

 

目次

双子座満月・半影月食

 

 

2020年11月30日18:30

太陽・射手座8.63度、月・双子座8.63度で

双子座満月です。

 

この満月は日本で観測可能な半影月食です。

 

観測可能といっても、

まだ空が暗くなりきっていない時間帯なので

月の明るさの変化はわかりづらいみたいですが・・

 

月食とは、

太陽-地球-月が一直線に並ぶ時が満月ですが、

この満月の時に

太陽の光による影が地球の太陽とは反対側にでき、

 

その地球の影の中を月が通ることで

月が暗くなり、欠けたように見える現象のことです。

 

その地球の影のうち、半影と呼ばれる薄い部分に月が隠れることを

半影月食と言います。

 

11月30日16:32頃から食が始まり、

18:43頃に食の最大となり、

20:53頃終わりになるようです。

 

満月は11月30日の18:30なので

ほぼ満月の状態で月食が見られるということになります。

 

食(蝕=隠れる)を伴う満月・新月は

特にそのエネルギーが強いと言います。

 

この双子座満月は何を伝えているのでしょうか。

 

天頂で輝く海王星

まず目につくのが、

ホロスコープの頂上にある海王星。

 

 

(黄色の丸)

ゆるくMCと重なっています。

 

海王星はこのところずっと、

ドラゴンヘッドとテイルとでTスクエアを形成しています。

(黄色の三角)

 

MCは社会を表しますが、

MCに重なる海王星、

 

そしてヘッドとテイルとTスクエアという困難を意味するアスペクトを

ずっと形成していることもあり、

 

社会の混乱をよく表しているなぁ、と思ってしまいます。

 

ヘッドはこれから向かう方向性

テイルは過去の出来事

 

海王星は10ハウスに関係して、9ハウスにいます。

10ハウスは社会、9ハウスは長期的な展望、

 

これまでの経緯も

これからの未来も、

社会も、

長期的な展望も、

 

海王星の意味する混乱や、

目に見えてこない不安を表しているのではないかな

と思います。

 

一方で、Tスクエアは困難な状況から

なんとか解決に向かって動こうとしている力も表します。

 

海王星は混乱や悩みを表す一方で、

夢や理想、高い精神性も表します。

 

海王星が入っている9ハウスも高みを目指していく場所です。

 

海王星の持つ意味を

不安や曖昧さに使わずに、

もっと高い意識に向けていくよう活用すべきです。

 

その為にも、不安不安と怖がるのではなく、

もっと一段階高いところへ向かっているんだと、

信じて精進しようとすることも大事です。

 

思っていることは、現実になります。

 

不安と思えば、不安な未来へと繋がり

大丈夫、得たい未来へ向かっていると信じれば

その方向に進みます。

 

行動はもちろん大事。

その上で、よい未来を信じることも大事です。

 

太陽・ASC・天王星のヨッド

双子座満月のホロスコープには

ヨッドという複合アスペクトがあります。

 

 

(水色の二等辺三角形)

ASCと太陽が150度クインカンクス

太陽と天王星が150度クインカンクス

天王星とASCが60度セクスタイル

 

150.150.60度の二等辺三角形でヨッドです。

ヨッドは宿命的な困難を意味する形です。

 

しかもこのヨッドの真ん中を貫くのが

太陽と月の180度オポジション

(ピンクの直線)

 

ヨッドの真ん中にオポジションがある形は

ブーメランと言います。

 

さらにASCと天王星と月は

30度30度60度の変形ヨッドです。

(ピンクの三角)

 

ASCと太陽の150度クインカンクス

太陽と天王星の150度クインカンクス

 

150度クインカンクスは不釣り合いな角度です。

 

180度の真反対ならば、

それが問題打破のエネルギーになるのに、

真反対にもならないちょっと横にそれた調整の難しい角度。

 

それが150度です。

 

不調和、適応困難な意味のある150度は

病気・死・経済問題といった意味も持ちます。

 

ASCは今現在の状況。

太陽は行動、意志、人生。

天王星は変化、改革、変容、災害。

 

そこに150度の意味する問題が起きているということです。

 

太陽は2ハウス.3ハウスに関係して、5ハウスに入っています。

天王星は8ハウス.9ハウスに関係して、11ハウスに入っています。

 

収入に関すること、自己価値に関すること

人の往来に関すること、コミュニケーションに関すること

娯楽や楽しみに関すること、自分らしさに関すること

 

命に関すること

外国に関すること、長期的な展望

横のつながり(コミュニティやグループ)に関すること、政治に関係すること

 

その辺りに問題が起きるのかもしれません。

 

さらに月、天王星、ジュノーで

165度165度30度の細い二等辺三角形も形成しています。

(ヨッドに準ずる形)

 

 

(緑の二等辺三角形)

天王星もジュノーも激変の意味がありますし、

災害の意味があります。

 

蝕を伴う満月の影響は半年ほど続くという説もあるので、

ここ半年の間は災害に対する警戒も必要なのかもしれません。

 

また月は周期性を表します。

日常の変化かもしれないし、何かの周期の変化もしれないし、

変化に伴う不安定さや不安を意味しているのかもしれません。

 

いずれにしても、いくつか重なるヨッドは

不安定さや何かが激変していく事を意味するような

そんな不安要素を表しています。

 

ヘッドとテイルの近くで起こる満月

ドラゴンヘッドとテイルの近くで満月が起こる時に

月食になります。

 

ちなみにヘッドとテイルの近くで新月が起こると

日食になり、12月15日の射手座新月は皆既日食になります。

 

ドラゴンヘッドとドラゴンテイル。

 

太陽の通り道である黄道と、

月の通り道である白道、

 

この2つが重なる計算上のポイントが

ドラゴンヘッドとドラゴンテイルです。

 

太陽や月や木星、土星などのように

実体のある天体ではないのです。

 

実体のある天体ではなく、計算上のポイント(感受点といいます)ですが

ヘッドやテイルの意味や影響は大きいと言われています。

 

事実、そのヘッドやテイルの近くで満月や新月が起きると

月が欠けたり、太陽が欠けたりする現象が起き、

 

過去にはその時に不吉な出来事が起こったりするので、

 

欠けていく月や太陽を見てはいけない、

と言われていたようです。

 

月食、日食、

の食は「蝕」と書き、

天体が隠れる、隠す、という意味がありますが、

 

蝕む(むしばむ)という言葉があるように

少しずつ損なっていく・・というような

あまりいい言葉ではないですよね。

 

ドラゴンヘッドとドラゴンテイルは

現世と過去世という意味で言われることもあります。

 

ヘッドは今世(現世)での課題

テイルは過去世で行ってきたこと。

 

現世や過去世があるかどうかは

人それぞれの考え方があると思いますが、

 

今現在の事のみならず、

過去世、

あるいは、脈々と受け継がれてきたご先祖様の縁と言ってもいいのかもしれません、

 

そういったものと、繋がるような、

そんな満月なのかもしれません。

 

今世の課題であるヘッドの近くにいる月は

1ハウスに関係して、11ハウスに入っています。

 

ヘッドは12ハウスです。

 

月は日常であり、家庭であり、

心の内です。

 

1ハウスは自分自身の始まりであり、

11ハウスは夢や理想です。

 

ヘッドのいる12ハウスは

見えない場所であり、潜在意識です。

 

半影月食であり、満月であるこの月は、

自分の原点を想い、

夢や理想を想い、

これからを想い、

 

そして潜在意識と繋がっています。

 

そして、自分の原点、

出発点に立つその後ろには、

生まれ出でる前の過去があります。

 

月の反対側にいる太陽、

そしてヘッドの反対側にいるテイル。

 

太陽は2ハウス.3ハウスに関係して

5ハウスに入っています。

 

テイルは6ハウスです。

 

太陽は意志であり、行動です。

2ハウスは自己価値であり、

3ハウスはコミュニケーションであり、知識でもあります。

5ハウスは自分らしさです。

 

自己価値を高める為に行動し、

コミュニケーションをとり、

知識を使い、

自分らしさを発揮して生きています。

 

過去世であるテイルは6ハウス、

6ハウスは鍛錬する場所です。

 

自己価値を高め

コミュニケーション能力を磨き、

知識を得て

自分らしさを発揮する為に、

 

鍛錬してきた過去があるということ。

 

そうして鍛錬してきた上で

今立っている今世での出発点。

 

ヘッドとテイルは海王星とTスクエアを形成しているので

悩みが発生しやすく、

 

月と太陽もヨッドを貫くオポジションになっているので

何かと問題事が発生しやすい時期なのかもしれません。

 

でも、

 

鍛錬してきた、努力して生きてきた、

その上にでやってきた今世での出発点に

 

今、月は寄り添っているので、

 

鍛錬して生きてきた過去を信じて、

出発点に立つ自分を信じてあげればいいんだと思います。

 

鍛錬してきた過去を信じ、今出発点に立つ自分を信じる満月

テイルのいる6ハウスは

ストレスを感じる場所でもあるので

 

無意識的に過去の嫌な事や

どうもうまくいかない事、

 

繰り返される自分の弱いところ、

 

というのにも焦点が当たりやすい満月かもしれません。

 

でもそれも含め、

それも事実であるから、

 

自分の弱みを見つめつつ、

でもそれは過去のこと、

 

これからはそれをどう克服するのか、

を建設的に考えてみるといいと思います。

 

過去は過去。

 

それでもよく頑張ってきた自分を認め

たたえ、

 

その上で、これからはどう生きるのか。

 

でもそれはそう遠くにあるものではなく、

自分が生まれてきた時に

すでに持って生まれてきているもの、

 

自分の中にもしかしたら

隠れている能力かもしれません。

 

過去、自分は鍛錬してきた。

そして、

今、自分は克服する力を持って生まれてきている、

 

そう信じ、感じてみる満月でありたいと思います。

 

双子座満月の星読みでした。

読んでいただき、ありがとうございました!

 

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