こんにちは。
前回の更新から少し間があいてしまいました。
今日は2020年3月22日に土星が水瓶座に移動したというお話を書こうと思います。
いつものように長くなりそうです・・
ちなみに、下の目次を表示していただくと、目次が出まして、
目次の中から気になるところをクリックしてもらうと、直接そこに飛びますので
全部を読むのが大変だー、って場合は
目次から気になるところだけを読んでいくってのもいいですよ!
土星水瓶座入り
2020年3月22日12:59、土星が水瓶座に移動しました。
3/20の春分のホロスコープと少し似てますね。
土星が水瓶座に移動したからなんだっていうの?
そもそも水瓶座に移動とかってどういうこと?って方もいると思うので
順を追って説明します。
(ということで長くなる予感たっぷり・・)
天体の進み方。順行と逆行。
この前のブログにも書きましたが、→土星と冥王星が与える影響。病気に注意という示唆【私の場合】
(【トランジットの土星】の項目です。)
土星は1つの星座を2.4年かけて通過します。
12星座を円形で表すと
360度÷12=30度で1つの星座を0度から30度にむかって進みます。
(ドラゴンヘッドは逆向きに進むので30度から0度に向かいますが)
今まで山羊座の0度から約2.4年かけて進んできた土星が、
3/22に山羊座を出て水瓶座0度に入ったのです。
ここから水瓶座を0度から30度まで進んでいくのですが、
その進んでいる途中で「逆行」といって、度数が戻ることがあります。
3/22水瓶座0度に入った土星も、5/11に水瓶座の1.95度で逆行を開始します。
(1.8・・1.5・・1.0・・0.8・・0.5・・0.2・・0.1と戻っていく)
7/2に再び山羊座30度に戻り、29・・28・・27・・26と戻っていき、
9/29山羊座の25.33度で「順行」になります。(また通常通りの進み方に戻ること)
山羊座を26・・27・・28・・29と水瓶座に向かって進んでいき、
12/17に再び水瓶座0度に入ります。
この12/17の土星水瓶座入りからが、本格的な土星水瓶座時代になります。
3/22土星水瓶座入りのホロスコープ
つまり3/22の土星水瓶座入りは、12/17からの土星水瓶座時代の予行練習みたいな感じです。
予行練習とは言えど、3/22~7/2まで土星が水瓶座にいますので、
3/21までと3/22~では少し空気感が変わってきます。
3/22土星が水瓶座に入った時のホロスコープを見ると、
土星は6ハウスの終わりにいます。
また6ハウスと7ハウスと8ハウスの支配星でもあります。
つまり6.7.8ハウスが意味することに、
土星の制限なり、見直しなり、終わらせるものは終わりになって、
時間をかけて達成するものは現実化していきます。
ハウスを人の成長に例えて読むと。
ハウスは1ハウスから12ハウスまでありますが、
このハウスを人の成長に例えてみる読み方があります。
生まれたての個人的な段階からだんだん社会性を身につけていく、という成長です。
ハウスの説明はまた後日ブログに書きますが、★→後日リンクを追加します。
簡単に今関係のある6ハウスから8ハウスまで説明します。
(6ハウスの前の5ハウスから簡単に。)
5ハウスでは人の成長に例えると、自分を受け入れてくれる家族(ちなみに家族は4ハウス)の中で、自分らしい創造性を発揮する段階です。
家族の中で自己を思いきり主張していたところから、
6ハウスで初めて他者の批判にさらされる経験をします。
家族以外の他者の目を知り、反省と自己調整に入るのが6ハウスです。
家族は無条件で自分を受け入れてくれるが、他人はそうではないことを知るのです。
自分らしさと、他人との関係を見つめなおし、人とどうやって付き合っていけばいいのか、
6ハウスは「ストレス」と「健康」と「対人スキル」を経験するところです。
6ハウスで反省と自己調整の段階を踏み、
7ハウスに入ると人と対等に付き合うためのバランス感覚を身につけます。
他者と対等で平等であろうとします。
人に受け入れられるバランスのとれた洗練されたスキルを身につけ、
ここで初めて「社会」に進出します。
7ハウスは社会に出る、他者との関わりを経験するところですが
その関わりは社交辞令的な距離のある段階です。
7ハウスで対等で平等ではあるが、深いつながりではないことに対して、
人との深い結びつきを渇望するようになるのが8ハウスです。
人との深い結びつき、人との深い共感、
それを経験する一方、落胆や試練、軋轢(あつれき)も経験します。
深い一体感による喜びと、それが引きはがされる痛みを経験します。
愛と憎しみを知り、それでも愛してしまう自分を知るのが8ハウスです。
ハウスの基本的な象意からみると。
「象意」というのはその主だった意味と思っていただければいいです。
それぞれのハウスの主だった意味をあげると、
6ハウスは「奉仕」を表します。
自分が他人に奉仕すること、他人が自分に奉仕すること、どちらも6ハウスの扱うものです。
奉仕が収入に結びつく仕事→自分が経営する仕事ではなく雇用される仕事、
また奉仕してくれる部下も6ハウスの意味するところです。
他には「健康」「病気」も6ハウスの意味するところになります
また、国を占う時にみる6ハウスは、軍事、戦争、医療、病気、食品、職場、労働、雇用を意味します。
7ハウスは「対人関係」を表します。
それは個人的なパートナーも意味するし、合意と協定に基づくすべての相互関係をも意味します。
なので、結婚、配偶者、契約、取引関係、取引相手などが7ハウスの意味するところであり、
「敵対関係」「対立者」というのも7ハウスの意味するところです。
また、国を占う時にみる7ハウスは、同盟国、外交、戦争、婚姻、外国を意味します。
8ハウスは「自分では自由に使えないもの」を表します。
自分自身が働いて得るのではなく譲り受けるもののことです。
相続や遺産、配偶者の経済力など。
物質的なものだけではなく、先人から受け継いだ遺志、業績、先祖も
8ハウスの意味するところです。
他に「死」も8ハウスの意味するものになります。
また、国を占う時にみる8ハウスは、死、金融、債務、出生率、投資、税制、外国の経済を意味します。
人の成長に例えて考え、基本的な意味もそこに合わせて考えると、
この水瓶座入りした瞬間の土星が何に重きを置いているかが見えてきます。
(あとでまとめますね)
土星が入った水瓶座という星座。山羊座との対比。
その重きを置いているものに対して、
土星が入った星座は水瓶座です。
山羊座が現実的な実質的な肩書や地位や目に見える成果物を大事にするのに対し、
水瓶座は個人の主義主張や独自の論理を大事にし、客観性や情報を大事にします。
山羊座が保守的で伝統や形式を重んじるのに対して
水瓶座は斬新で革新的でマジョリティに対してマイノリティ(少数派)です。
山羊座が縦社会の序列を重んじるのに対して
水瓶座は友好的で横のつながりを大事にします。
山羊座が集団性の頂点であるのに対して
水瓶座は個人主義で集団を嫌い、
山羊座で作り上げた集団性が壊れていくのが水瓶座の段階です。
冥王星.火星.木星のコンジャンクションが後押し
土星が水瓶座に入ったことで、
これまで山羊座で築き上げた社会性の集大成を、
水瓶座的な革新的で斬新な主義主張、論理で見直しをかけていきます。
しかも、6ハウスの山羊座にはこの3/22、
冥王星と火星と木星が重なっています。(コンジャンクション)
山羊座の築き上げた社会性の集大成を
冥王星の破壊力と、火星の活力と木星の拡大発展力をもって
全力で取り崩し、作り替えようとしています。
今まさに全世界のコロナウイルスにおける危機的状況もそれの表れだとも言えます。
山羊座の土星と水瓶座の土星。社会を重視か個人を重視か。
星座にはそれぞれ支配星というのがあるのですが、
山羊座も水瓶座も支配星は土星なのです。
正しく言うと水瓶座の支配星は天王星と土星の2つなんですが、
山羊座も水瓶座も、それぞれに紐づいている天体は土星で同じだということです。
社会性を重視し、集団の中での上下関係、伝統、形式をわきまえる山羊座と
自分らしさ、独創性を議論し、理想を掲げ、
立場や地位など関係なくみんなが平等でオリジナルであると主張する水瓶座。
でもそれぞれが行き過ぎるとうまくいかない。
責任や義務を第一に考え感情を抑制して序列の社会を守ろうとしすぎても、
個が死んでしまうし
自由自由、オリジナルが大事と言って、なんでもありなのか?と言われれば
それもいけないし。
同じ支配星である土星が、どちらか一方に偏りすぎないように、
山羊座と水瓶座を行ったり来たりする中で、
行き過ぎた山羊座的圧力を水瓶座の斬新な個性で風を通し、
個人主義に走りすぎて秩序が乱れた水瓶座を、山羊座の規範をもう一度思い出すことで正し、
その繰り返しを重ねながら、
さらなるその上の互いの個を尊重しながらも、それが自分勝手にならない、
責任ある自由で公平な社会を目指していっているのではないか、と思います。
自由というのは、責任と覚悟の上に成り立って、初めて自由だから。
6ハウスにいる土星が問題にしているもの。
3/22土星が水瓶座に入った時の土星は6ハウスの終わりにいます。
その土星は6ハウスと7ハウスと8ハウスの支配星なので
(3/22水瓶座入りのホロスコープでは)
6ハウス、7ハウス.8ハウス的なことに影響がでます。
ハウスの成長に話を戻すと、
ある意味自分勝手な陽気な自己主張(5ハウス)を卒業し、
客観的に自分自身を見つめなおし調整をするところまではきたけれど(6ハウスに在住)、
逆にそれがうまくいかず、
自分のやるべき責任を自己犠牲(6ハウス)とはき違えてはいないだろうか。
長時間労働が美徳とされ、企業のため、24時間働けますか?と言われていた時代は過ぎ、
働き方改革が叫ばれている現代。
長く働けばいい、自分の健康も時間も家族も犠牲にすればいい、などということは、
それがもう良くないことだとは皆知っているけれど、
現実問題、知っていても出来ていない人には、その働き方や健康にメスが入ります。
(私もその1人)
一方、はなから6ハウス的な成長をとばして
働くこと、他者からの目をキチンと受け止めて自分を律することをとばして
社交辞令的なバランス(7ハウス)で乗り切ってきた人達は、
中身のない自分をつきつけられ、この時代に生き抜く力の足りなさを知ると思います。
(気付かないかもしれませんが。)
ハウスの成長は(星座の成長も同じ→ここにも書いてます。2020年はどういう年?【春分の星よみ】 )
何かを飛ばしてもうまく次にはつながらないようにできているのです。
仮に途中までうまくいったとしても、どこかで行き詰まるでしょう。
そして折しもこのコロナウイルスの影響で、
「働き方」や「生活」そのものに問題が突きつけられています。
雇用されていれば給与がもらえるという安定
会社に入れば守ってもらえるという安心
(これらは6ハウスの示すところ)
契約(7ハウス)をもらっていればそれがいつでも必ず履行されるだろうという保証は
もう人智を超えた天災、目に見えないウイルスの前では
雇用も、契約も、立場もいとも簡単に危ういものになってしまうという現実。
生死さえも(8ハウス)危ぶまれる昨今の状況。
それは人の生き死にはもちろん、企業や個人の仕事としての生死も、
そして国や世界全体の経済(8ハウス)もこの先どうなるのか。
水瓶座的な視点。
土星が提起している問題。
そして水瓶座に入った今は、
「オリジナル」であることを、ひとつキーワードにしてみるといいと思います。
「自分らしさというオリジナリティの確立」
誰かに雇用されているという安心も安定も、
仕事がもらえるという契約も、
人の生き死にも、世界の経済も、
どれもこれも不安定な今、
自分自身をどれだけ強くしてあげられるかが重要になってきます。
自分という存在、
誰かや何かに付随している自分じゃなくて、
自分というオリジナリティの確立。
それは何も奇抜なことをするって意味ではなく、
そして何も、雇用されているのが悪いという意味ではなく、
(雇用されて組織の中で働いていたってオリジナリティは発揮できるから。)
自分が自分自身の人生を実直に生きることだと思います。
私は「実直」という言葉が好きなんですが、
「実直」・・誠実であるさま。陰ひなたなく誠実であること。
誰かのようになるのではなく、
誰かの言うように従うのではなく、
自分がどうありたいか、
自分が自分であることが、それがそのまんま、オリジナリティになり得るはずなんです。
でもそこに、ボンヤリとした意志しかなかったら、
なんとなくの自分でしかなかったら、
オリジナリティは確立しない。
水瓶座的なオリジナリティがうまく発揮できない場合、
オリジナリティがなんであるのか理解できない場合、
それは、水瓶座の反対側にある獅子座的な要素がうまく育っていないのです。
獅子座的な要素、
ハウスで言うと5ハウス。
6ハウスで問題提起してますよ、と言ったその6ハウスの前の5ハウスです。
自分が自分であること。
自分らしさを表現するのが獅子座であり5ハウスです。
ここで自分らしさ出していないと、
自分であることに喜びを見出してないと、
(ここ、大事だと思います。)
その先にうまく進めないのです。
太陽が調停の位置にあるということに繋がる。
獅子座の支配星は太陽です。
自らが輝く太陽。
太陽は生きる意志であり、人生観であり、生き方そのものです。
自らが輝くという「能動的な行動力」です。
この太陽が、この3/22のホロスコープでは
土星に対して60度セクスタイルの角度にあり、
土星の反対側のASCに対して120度トラインの角度にあります。
これを調停と言って、
太陽が問題解決のヒントを握っているという位置になります。
自分がどう生きたいか、
自分がどうやって生きた時にイキイキと輝くのか、
それを知って、
能動的にそれを行動に移せば、
その人個人の唯一無二の個性、オリジナリティとなり、
それが2020年の厳しさも(春分図の時に書いた厳しさ)
土星が水瓶座に入って、これまでの社会が水瓶座的視点で革新的に発展していく流れにも
負けない強さになるはずです。
水瓶座土星時代と風の時代。
今日も非常に長くなってしまいました。
読むのが大変ですみません。
これで最後です。
水瓶座に土星が入っている期間は、
2020年3月22日~2020年7月2日までと、
1度山羊座に戻ってから、
2020年12月17日~2023年3月7日まで。
そして、2020年12月17日に土星が水瓶座に入った後、
2020年12月19日に木星も水瓶座に入り、
2020年12月22日、水瓶座で土星と木星が重なります。
この同じ星座で土星と木星が重なることを「グレートコンジャンクション」というのですが
これについてはまた別に書きます。★→後日リンクを追加します。
この水瓶座で起こるグレートコンジャンクションから
時代は「地」の時代から「風」の時代に変わると言われています。
これについても別に書きます。★→後日リンクを追加します。
簡単にいうと、火、地、風、水、4つのエレメントがあるのですが、
1つのエレメントの時代は200年~240年位と言われています。
つまり、2020年の終わりには、約240年ぶりの時代の変わり目がやってくるということです。
すごい時代の変わり目に、今私達は生きていて、
それなもんだから、2020年は時代が変わる直前の激動の渦中にいるわけなんです。
今何が言いたいかと言うと、
3/22に土星が水瓶座に入ったけれども、
そして12/17に本格的に水瓶座土星時代が始まるけれども、
すぐすぐに何かが劇的に生まれ変わるわけでもない。
目に見えて、歴史がこの瞬間から変わるわけではない。
ただ、未来から今の時代を振り返った時に、
ああ、2020年から時代は変わっていったんだねと言われるような、
そんな重大に時を今、私達は生きているんだと思うのです。
だからこそ、個人個人が何をすればいいかと言ったら、
何も1人1人が大それたことを成し遂げようとするのでもなく
(してもいいんですが)
まずは、自分を知って、自分の人生を実直に生きて、
それが自分勝手な迷惑にならないよう、
自分に実直に生きることが自分のまわりの小さな世界の幸せにつながるよう、
ボンヤリとしてないで、
何事も人事だと思わないで(コロナウイルスの世界的な感染拡大も)
1人1人が真剣に実直に自分の人生を生きることだと、私は思います。
時間は有限。
1日1日を大切に、真剣に生きたいな、と思います。
なんだかまとまったような、まとまらないような、
もっと書きたいこともあるんですが、
どんどん書けば書くほど膨らんでいくので、1回〆たいと思います・・
補足はまた別の話題の中で盛り込んでいきます。
前回の予告ともちょっとズレてますよね。
スミマセン。
今日も長々、ありがとうございました!
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