こんばんは
冥王星で破壊真っ只中、海王星でどっぷり悩みの海に撃沈の私ですが
今日は乙女座上弦の月の星読みをしたいと思います。
長くて読むのが大変な人は、
最後の天王星と冥王星のメッセージへ。笑
目次を押すと、飛びます。
乙女座上弦の月
2020年5月30日12:30
太陽・双子座9.19度、月・乙女座9.19度で
乙女座上弦の月です。
太陽・月・火星のTスクエア
上弦の月や下弦の月は、
太陽と月が90度スクエアの関係になります。
そこにプラスして今日は、
太陽と火星が90度スクエア、
月と火星が180度オポジションで
Tスクエアという複合アスペクトを形成しています。
(ピンクの三角)
月と火星が180度対立・緊張の関係
月と太陽、火星と太陽が困難に対する行動力を表し
Tスクエアという活動的で闘争的な形を形成しています。
Tスクエアは前向きに使えば、
困難な状況を打破するエネルギーにもなりますが、
その困難そのものを示している場合もあります。
Tスクエアを構成する月・太陽・火星が意味しているものは何でしょうか。
上弦の月である月は12ハウスにいます。
180度対立・緊張の関係にある火星は6ハウスにいます。
月は日常生活・家族・家庭・心を意味します。
12ハウスは深い潜在意識の場所であり、目に見えない場所を表します。
またこの月は11ハウスとも関係しています。
11ハウスは理想や希望のハウスであり、繋がりを意味します。
180度の位置にいる火星は、やる気や活力、そしてトラブルやアクシデントを意味します。
6ハウスは、ストレスのハウスです。
病気や健康、義務や奉仕などの意味があります。
そしてこの火星は3ハウス・8ハウスとも関係しています。
3ハウスは身近なところでの移動や通信、コミュニケーション
8ハウスは深い繋がりや命を意味します。
月と火星の緊張状態・対立。
月の日常や心には、希望やこうありたい、という理想があるのだけれど
今はそれがボンヤリとしていて見えない。
なぜ?
短距離の移動、コミュニケーション
再び始まった人の往来によるトラブルが懸念されます。
(火星3L)
そこに健康や病気を意味する6ハウスや命を意味する8ハウスも関係しているので
この火星の持つ意味はあまりよくないです。
それは今すぐ目に見えてアクシデントがあるというより
この先しばらく続くであろう懸念です。
人の往来が始まったことにより、
希望を持ちたい一方で、漠然とした見えない不安。
その月と火星と90度の位置にいる太陽は、9ハウスにいます。
ホロスコープの頭上に輝く太陽は、9ハウスの意味する高みを目指す志を持っています。
太陽は生き方・人生観を表しますが、
社会という意味もあります。
社会は、起死回生を図ろうと向上心を持っていますが、
この太陽には12ハウスが関係しているので、
やっぱり、その向上心もはっきりと目に見えてこないです。
上弦の月である月と太陽がどちらも12ハウスに関係している為、
明確に見えてこない、自由がきかない、
もどかしい葛藤があります。
ASC・海王星・MC(金星)のTスクエア
太陽・月・火星のTスクエアから少しズレる形で
もう1つTスクエアがあります。
黄緑色の三角で示したASC・海王星・MC(金星)のTスクエアです。
ASCは自分自身の始まり、今現在起きていること、
MCは社会・仕事、社会的なことに対して努力して昇りつめていった先の頂点を意味します。
そのMCの近くには金星がいます。
金星は喜びであり、物質的かつ精神的な安定を意味します。
この金星には、自分の価値や収入の意味があり(2L)、
高みを目指したいという願望があります(9L9H)
海王星は深い悩みです。混乱です。
12ハウスと同じ視覚で見えない領域を意味します。
その海王星と自分自身が180度で向かい合っています。
深い悩みとの対峙です。
(まさに今の私のよう。笑
海王星の悩みについて、近い内に書きます。)
自分自身と深い悩みと社会(喜びや安定)の困難と、
それを打破しようとしているエネルギーを表しています。
太陽・月・冥王星と木星の変形ヨッド
上弦の月である月と太陽は、山羊座で重なる冥王星・木星と135度の位置にいます。
135度は対処不能な困難であり、
太陽・月・冥王星と木星で、135.135.90度の二等辺三角形を作っています。
二等辺三角形はヨッドという複合アスペクトです。
(水色の二等辺三角形)
135度の二等辺三角形はヨッド的というヨッドに準ずる意味になります。
ヨッドの意味は、宿命的な困難。
冥王星と木星は5ハウスにいます。
5ハウスは自分らしさを表現するハウスです。
(水色で塗ったところ)
冥王星は破壊であり、木星は拡大、破壊を拡げています。
5ハウスには水瓶座にいる土星もいます。
土星は試練です。
5ハウスの自分らしさに破壊という痛みを伴う試練が課せられているということです。
自分らしさが壊されて、
あるいは楽しみや喜びを破壊されて、
自分自身の日常や心と、社会や仕事は
対処不能な困難に直面して、ヨッド的な宿命的な困難を経験しています。
重たい内容の意味が乙女座上弦の月のホロスコープには出ています。
社会は、未来に向かって新たな活動を始めようとしていますが、
漠然とした不安や、目に見えない危機が後ろにあって、
本当に伸び伸びと動き出してはいません。
解放的に自分らしさを謳歌したい5ハウスには土星・冥王星・木星がいるのです。
その5ハウスの冥王星・木星に対して乙女座上弦の月は
135度対処不能な困難だと投げかけているのです。
乙女座の月の調整
乙女座はそもそも、自己調整の星座です。
現実をみて、現実に自分を合わせていく星座です。
9ハウスにいる太陽は高みを目指したい、
そして遠くへ行きたいと言っています。
それを、乙女座にいる月が、今はまだ遠くへいく時ではない、
現実をみようと、律しています。
まだはじける時じゃない。
調停の天王星と冥王星のメッセージ
乙女座上弦の月のホロスコープで
救いの手を差し伸べている天体はあるのでしょうか。
月と火星の180度に対して、天王星が、
(黄緑色の丸と線)
ASCと海王星の180度に対して、冥王星が、
(水色の丸と線)
調停の位置と言って、180度の緊張を緩める作用をしています。
これはどういうことを言っているのでしょうか。
月と火星の180度
日常生活・心を意味する月と、人の往来が再開したことによる懸念の火星、
その月と火星の緊張を緩めるのが、天王星だということです。
天王星は改革の天体です。
はっきり見ることで、はっきりとした変化をもたらします。
曖昧なものは、不安を生みます。
はっきり見ることが、結果的に、はっきりとして現実を引き寄せます。
月というのは不安定なものです。
心はすぐに揺らぎます。
揺らがないようにするのではなく、
現実を注視することに力を注ぎましょう。
今、何が起きているのか、
これから何が起きようとしているのか、
それが自分の生活(=月)にどんな影響が出るのか、
その都度その都度、
今起きている現実をはっきり見ていきましょう。
未来は、今起きているその瞬間の連続の結果だから。
ASCと海王星の180度
自分自身と深い悩みの対峙、
その対峙を緩めるのが、冥王星です。
冥王星は
太陽・月・冥王星と木星で135度のヨッド的な形を構成していた天体の1つでもあります。
冥王星は、破壊と再生の天体です。
徹底的に、とか、極限という意味があります。
海王星の深い深い見えない悩み、
それと対峙していき、乗り越えていくには、
壊れるものは、徹底的に壊さないと先に進めないのかもしれません。
天王星にも通じますが、
曖昧なものは不安を生みます。
今、壊れていくものは、もともと「ほころび」があったのかもしれません。
それを見てみぬふりをして、
不安を心の奥底に押し込めてやり過ごしても、
きっとなんの解決にもならないでしょう。
先日のブログにも繋がりますが、
今年は山羊座の後半に、冥王星が滞在している年です。
その冥王星に試練の土星が重なったり、
拡大の木星が重なる年です。
その冥王星らの重なりは、今の世界中の社会や、
個人レベルのそれぞれの社会に、
破壊と再生という大きな爆弾を投下していきます。
それはある意味避けられないことであり、
徹底的に向き合っていかないことには、
その先の再生がないのです。
ASCと海王星、
深く沈みこむその悩みや不幸を調停してくれるのが、
破壊と再生の冥王星だなんて、
なんとまぁ、荒療治なんでしょう。
でもどうやら、それが宇宙の意図なんでしょう。
意図というか、
ただ単にそういう流れなんでしょうね。
宇宙も、世界も、世の中も、
そして時間も、
個人レベルの悩みなどお構いなしに、平等に流れていくから、
ボヤボヤせず、
曖昧にせず、
極限までハッキリ自分の人生を生きてみよう。
それかな。
今日の乙女座上弦の月の言いたいことは。
今起きていることを、ハッキリ見て
極限まで、自分の人生、生きるんだ。
現在、私のように、破壊され中の人も、
どこかに、手はある。
道を探していきましょう。
そもそも、自分というものがよくわからない人は
まずは客観的にバシッと知ってみるのもいいかも☆
読んでいただきありがとうございました。
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