こんにちは
今日は牡羊座下弦の月のお話です。
牡羊座下弦の月
2020年7月13日8:29
太陽・蟹座21.04度、月・牡羊座21.04度で牡羊座下弦の月です。
前回7月5日の山羊座満月から、次の蟹座新月へ向かう途中にある今回の下弦の月。
満月からだんだん欠けていく下弦の月は、
次の新月を迎えるまでの見直しのタイミングであります。
厳しいホロスコープが続いており、それに呼応するように現実も厳しさを増していますが
このタイミングでの下弦の月は、何を伝えようとしているのか、
見ていきたいと思います。
太陽・月・冥王星と木星のTスクエア
まず目に入るのは、太陽・月・冥王星と木星のTスクエアです。
(ピンク色の三角)
太陽は生き方・人生観や行動を表します。
この太陽は理想や希望、横のつながりを意味する11ハウスにいて、
見えないものを意味する12ハウスにも関係しています。
理想や希望を持ち、横のつながりを拡げていこうという意思はあるけれども、
その行動はハッキリせず、また自由がききません。
(今の社会=政治をそのまま表しているかもしれません)
月は感情や日常を表します。
月は深い繋がりや命を意味する8ハウスにいて、
理想や希望、横のつながりを意味する11ハウスに関係があります。
月の思いも、理想や希望を持ちたいと願い、
横のつながりを拡げたいし、深く関わり合いたいと願っています。
(月は大衆を意味しますので、我々一般人の気持ちがそうだと表しています。)
国も、人々も、希望を持ちたい、持とうとしているところは同じであり、
繋がりを拡げたいと願っていることも同じだということです。
でもそこには90度スクエアの障害がある。
太陽の示す社会(国)の行動が、はっきりしない12ハウスだからであり、
月の示す我々大衆の日常は、生死の危機と深く関係している8ハウスだからです。
また、木星と冥王星は現在、重なっています。
木星と冥王星は5ハウスで重なっています。
5ハウスは自分らしさや自己表現を意味する場所です。
また楽しみや娯楽なども意味します。
冥王星の破壊は、3ハウスの人の往来・移動・交通と関係があり、
木星の拡大は、4ハウスの家族や居場所・7ハウスの対人関係と関係があります。
4ハウス(居場所)・7ハウス(対人関係)・5ハウス(自分らしさや娯楽)を木星が拡げ、
3ハウス(移動)・5ハウス(自分らしさ・娯楽)を冥王星が破壊しています。
その木星と冥王星は社会(太陽)と緊張状態にあり、
月の日常や感情と困難な状況を創り出しているというTスクエアです。
太陽と月が関係するセミヨッド
下弦の月である太陽と月にくっつく形で、
2つの小さな二等辺三角形(セミヨッド)が出来ています。
黄緑色の三角形2つです。
1つは、太陽・月・MCのセミヨッド
もう1つは、ASC・MC・太陽のセミヨッドです。
ヨッドは宿命的な困難を意味する形であるので、
セミヨッドも同じ意味合いです。
希望を持ちたい、横のつながりを持ちたいという意思はあるが
その行動がハッキリしない太陽と、
同じように希望を持ちたい、横のつながりを持ちたいと願うが
生命の危機を感じている月と、
MC=社会の困難。
そして、その社会であるMCと、自分自身であり、今の状況を表すASCと
太陽の意味する行動(ハッキリしない行動)の、困難。
ああ、そして。
線をひいてませんが、いまもう1つのセミヨッドをみつけてしまった。
ASCの反対側には、他者を意味するⅮSC(ディセンダント)という感受点がありますが、
そのⅮSCと月と木星・冥王星も同じくセミヨッドです。
5ハウス(自分らしさ・娯楽)で破壊と拡大を起こしている冥王星と木星、
そして希望を持ちたいと願いながらも生命の危機を感じている月、
そして他者との関わり、
これについても困難があるというわけです。
太陽・月・木星と冥王星のTスクエアに寄り添う形で
セミヨッドが、その困難さをより強調しています。
ヨッドを貫くオポジション(ブーメラン)まである
MCと木星・冥王星が135度、
ASCと木星・冥王星が135度、
MCとASCが90度で、135度135度90度の二等辺三角形が出来ています。
この二等辺三角形もヨッドに準ずる形になります。
このヨッド的(宿命的な困難)な二等辺三角形の真ん中を
太陽と木星・冥王星の180度オポジションが貫いています。
これをブーメランといいます。
社会と今現在の状況、
自分らしさや楽しみを拡げながらも、その楽しみで破壊が起きている状態
その拡大と破壊はハッキリしない行動と対立し緊張状態にある
という状態が今起きている対処不能な困難であると。
もうひとつ。
月とASCが135度、
木星・冥王星とASCが135度、
月と木星・冥王星が90度で、135度135度90度の二等辺三角形で
宿命的な困難を意味するヨッドに準ずる形を形成しています。
その二等辺三角形を、ASCとⅮSCの180度オポジションが貫いています。
(画像のⅮSCの表記が間違ってますね・・)
希望を持ちたい、横のつながりを持ちたいと願い
深く関わり合いたい、
でも生命の危機を感じていること、
その今の現状、
そして楽しみを拡げながらも、その楽しみが破壊されている、
自分と他者の間は緊張状態にある。
というのが、もう1つの対処不能な困難。
135度セスキコードレートは、困難・否定・障害・衝動性・怒りを意味しており
困難からの学びによって成長するという意味は弱く、
対処不能な困難であるという角度です。
その135度で形成される2つの二等辺三角形(ヨッド的)と
その二等辺三角形を貫く180度オポジション(ブーメラン)による緊張状態。
対処不能であり、成長はなく、
緊張状態にある。
太陽(行動・国)
月(感情・大衆)
木星(拡大している、拡げている)
冥王星(破壊、強制的な方向転換を強いる力)
MC(社会)
ASC(今の状況、自分自身)
ⅮSC(相手、他者)
この4つの天体と、3つの感受点が意味することに、
対処不能で、成長がなく、緊張状態であるという困難が起きていると、
言っています。
さらにそこに関連するハウスの意味を加えると、
はっきり見えていないこと、ハッキリしない曖昧なこと、
横のつながり、希望や理想
深い関わり、命
人の往来、移動、交通
家族や居場所
対人関係
自分らしさ、楽しみ、娯楽
これらに関することで、
対処不能で、成長がなく、緊張状態であるという困難が
今起きているということです。
星はどこまでも厳しく・・直観を信じて
天で起こることは、地でも起こり、
星が厳しければ、やはり現実も厳しい・・
不安を煽っているわけではないけれど、
天で起こることは、地でも起こり、
社会で起こることは、個人でも起こり得るということで、
だから、希望を語る前に、しっかり現実をみないといけない。
今回、特に厳しさが強調されているのは5ハウスなので
(5ハウスで木星・冥王星が重なり、その近くには土星もいる)
5ハウスに関係することに、今週は気を付けた方がいいと思います。
5ハウス
自分らしさ・自己表現・楽しみ・娯楽・趣味・子供・出産・スポーツ・遊戯施設・芸能・芸術(舞台関係)
自分らしさや楽しみを主張したくなるけれど、
その楽しみも自分らしさも、
冥王星の強制的な力によって思いもよらない展開に持っていかれるかもしれないし
土星の力で制限がかかるかもしれない。
木星の楽観主義で楽しみばかり拡げようとしてしまうと、
手厳しい現実が待っているかもしれません。
その5ハウスで重なる木星・冥王星、
これと180度にある太陽(社会)の緊張を緩和する役割をしているのが、海王星です。
海王星はASCと165度クインデチレ、
海王星は水に関係することを意味し、165度は災害の意味もあるので、
水の災害には依然として注意が必要ですが、
太陽に対して、海王星は120度トライン、
木星・冥王星に対して、海王星は60度セクスタイルの位置にいます。
海王星は7ハウスにいて、7ハウスに関係しています。
7ハウスの意味が強い海王星。
7ハウスは、対人関係や向き合うことを意味する場所です。
海王星は直接的ではない天体です。
実体がないもの、視覚で見えないものを意味し、
感性や無意識、直観を意味する天体です。
なんだかわからないけど、
この人の言っていることには違和感がある、
と言った自分の直観を信じてみるのが、今はいいと思います。
今の世の中の問題は、
すごく矛盾をはらんでいて難しい。
真理は難しくないのかもしれないけれど、
人間だから、そこに利害や生活がかかっているから
物事を難しくしてしまっている。
感染拡大防止と、経済復興は、
150度クインカンクスの相容れない不調和な関係みたいだし、
135度セスキコードレートの対処不能な困難みたいに思えます。
感染拡大防止を図りながら、
GO TOキャンペーンは大丈夫!進めましょう、
てのに、私は個人的にすごく違和感を感じるのだけれども、
(そしてそれを説明している人達自身も、言っていて違和感を感じているのが感じられる)
そういう「なんか変」と思う直観なり、感性は
大事なんじゃないかと、思います。
それぞれ、相手に対して感じるそのインスピレーションを働かせて
直観に従って今は進んだ方が、
トラブルを回避できるのではないか、と思います。
厳しい時だからこそ、
直観力を働かせて、
おかしいな・・と思う方に進まないようにしましょう。
牡羊座下弦の月の星読みでした。
読んでいただき、ありがとうございました。
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