こんにちは。
今日は魚座満月のお話です。
魚座満月
2020年9月2日14:22
太陽・乙女座10.19度、月・魚座10.19度で魚座満月です。
線がとてもたくさん交錯してます。
見るからに大変そう・・
どんな意味なのか見ていきます。
ハッキリできているグランドクロス
まず見てハッキリわかるのが、グランドクロス。
MCと重なるジュノー
火星
土星と冥王星の重なり
金星
この4つのポイントでグランドクロスです。
MC・ジュノーと火星が180度オポジション
土星・冥王星と金星が180度オポジション
2つの180度が十字(クロス)になっています。
そして、
MC・ジュノーと火星が90度スクエア
MC・ジュノーと土星・冥王星が90度スクエア
土星・冥王星と火星が90度スクエア
火星と金星が90度スクエア
十字(クロス)と4つのスクエア
これがグランドクロスという形です。
はっきり明確なグランドクロスが出来る時は
なんらかしら困難な状況がくる可能性があります。
まぁ、すでに人生日々、困難ですけどね。
それぞれ。
詳しく見ていきましょう。
MCと重なるジュノー、180度の火星
まずMCで重なるジュノー。
ここのところ、社会を表すMCで天体が重なっていることが多いですが、
今回の魚座満月ではジュノーが重なっています。
ジュノーは春分図の時に重要な意味を持っていた天体。
争い、権利の主張、災害などを意味します。
社会の頂点にジュノーが乗っているということは、
今まさに首相辞任で揺れている政界のことを指しているのか、
それに伴う社会の受難を意味するのか、
それとは別の何か災いがあるのか。
その反対側で対立している火星は、
4ハウスにいて、4ハウスと11ハウスに関係しています。
火星はアクシデントやトラブルを意味しますので、
自分の居場所、拠点、基盤となるところで
何かアクシデントがあるのかもしれないし、
自分の理想を壊されたり、
まわりとの関係を壊されるトラブルがあるのかもしれません。
前回の射手座上弦の月では、
火星がMCに重なっていました。
8/26から9/2までの1週間。
社会で不満が爆発し、
火星が怒りとしてそのエネルギーを発散すると暴力になる。
火星は刃物を意味しますが、
まさにそんな事件も起きた1週間。
その火星が、今回は4ハウスから
10ハウスのMCとジュノーを攻撃しています。
火星は毎回言いますが、
うまく使えば、現状打破、
問題解決に繋がるエネルギー・やる気になるでしょう。
でも怒りでもって刃を向けたならば、
それは争いにしかなりません。
MCとジュノーが重なっているので、
とても心配です。
土星と冥王星の重なり、180度の金星
火星からのトラブルと、
MC(社会)に乗っかる災いのジュノー。
これと90度スクエアの関係にいるのが、
土星と冥王星の重なり、
そして金星です。
土星と冥王星の重なり。
その近くには拡大の木星もいます。
これらは今回1ハウスにいます。
1ハウスは始まりの場所。
今の状況を表す場所であり、
自分自身を示す場所です。
自分の基盤でのトラブル(火星)
昇り詰めた頂点での災い(MC・ジュノー)
それに対し、今自分自身さえも破壊し
ストップをかけている土星と冥王星。
これはもう、仕切り直し
というタイミングを意味しているんでしょうかね。
その反対側には金星がいます。
1ハウスの反対側、7ハウス。
対人関係を表す場所ですが、
金星は喜びや幸福を意味します。
関係しているハウスの意味も加えるならば、
自分らしさを謳歌することの喜びや
社会で力を発揮する喜びです。
その喜びも、土星の制限を受け、冥王星の破壊を受け、
そして社会の災いと火星のトラブルの受難を受けている。
1ハウス、7ハウス、
4ハウス、10ハウスで起きているグランドクロス。
自分も相手も
居場所も社会も
とても大変な局面を迎えているというグランドクロスです。
太陽と月のヨッド
このグランドクロスを底辺としたヨッド的な二等辺三角形が2つあります。
太陽と土星・冥王星と火星の二等辺三角形
(黄緑色の二等辺三角形)
太陽と土星・冥王星の重なりが135度セスキコードレート
太陽と火星が135度セスキコードレート
135度は対処不能な困難を意味する角度です。
もうひとつの二等辺三角形は、
月とMC・ジュノーと金星の二等辺三角形
(水色の二等辺三角形)
同じく135度の二等辺三角形です。
2つのヨッド的な(宿命的な困難)二等辺三角形。
真ん中を太陽と月の180度オポジションが貫いているブーメランという形になります。
魚座満月の太陽と月。
太陽は8ハウスにいて、8ハウスに関係しています。
月は2ハウスにいて、7ハウスに関係しています。
太陽の示す社会や行動は、
命の重さを考えざるを得ない行動を意味していますし
月が示す大衆や感情は、
自分の価値を思い、他者との関わりに思いを馳せています。
太陽と月は真反対にいて、
互いに緊張感のある状態です。
月(感情)はどちらかと言えば、自分自身を思い、
太陽(行動)は、深く大事に思う人を考え行動したいと思っている。
でもそこにはグランドクロスが示した困難が重くのしかかっています。
自分自身を破壊され停止され、
自分の基盤にトラブルがあって、なお
深く大事に思う人を考え行動したい太陽と、
社会に災いが起こり、喜びを壊され、
それでもなお、
自分の価値を信じ、他者と対等に関係を持ちたい月。
相手を思う行動も
自分を守りたいという思いも
対極にあれど、
根底は一緒です。
幸せでいたい。
平和でありたい。
根底から覆す
幸せとはなんぞや。
平和とはなんぞや。
太陽と月の緊張を和らげる調停の位置にいるのが
天王星です。
天王星は改革の星。
その天王星は、4ハウスにいて2ハウスに関係しています。
4ハウスは自分の基盤、居場所。
2ハウスは自分の価値。
1ハウスに破壊の冥王星と、制限の土星がいて、
自分自身を壊されストップをかけられている上に
自分の基盤にトラブルが起こり(4ハウス火星)
昇り詰めた頂点で災いが起こり(MCとジュノー)
喜びも幸せも破壊され(7ハウス金星)
さらに自分の基盤と自分の価値を
大きく変革させようとしている天王星。
もうこれでもかと壊された上に、
もう変わっちゃいなよ!と言われている
容赦ないホロスコープです。
この先、何が起こるのか。
不安な要素は沢山です。
台風も、水害も。
戦争も。
疫病も。
そして人そのものの暴走も。
でもやっぱり、その中で生きていかなきゃいけないのなら
憂えたり、怒りで暴走するのではなく、
変えるべきところは、変え、
正すべきところは、正し、
嵐に放り出されても負けない強い体と心を磨くしかない。
私自身、頑なになるところがある性格ですが、
壊れるものは壊れるし、
壊れた上に、変容が起こるのは
実際に自分の基盤が壊れ、
今新たに生まれ変わったことで実感しています。
何かが起こるかもしれない。
起きているかもしれない。
でもその時に、
憂えるだけでなく、
怒るだけでなく、
難しいかもしれないけれど、
変容を受け入れ、
根底から覆して、そこから這い上がる力を忘れないように。
魚座満月の星読みでした。
読んでいただいてありがとうございました!
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