【蟹座新月】最近の出来事をみて思うこと-ナイーブであっても強くあれ

こんにちは。

今日は蟹座新月のお話です。

蟹座新月は今日の真夜中だったのですが、

またまたタイムリーに書けませんでした・・

 

 

なかなかツラツラ書いてますので

結論を早く知りたければ、一番最後の項目へ・・

(目次から飛べます)

 

 

目次

蟹座新月

 

 

 

2020年7月21日2:33

蟹座の28.44度で太陽と月が重なり、蟹座新月でした。

 

前回の新月も蟹座新月でした。

(6月21日蟹座新月金環日食)

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同じサイン(星座)で2回新月が起こることは珍しいのですが、

2回目の蟹座新月について、今日は書いていきます。

 

 

蟹座と山羊座で向かい合う天体

蟹座の終わりで重なる太陽と月は、

山羊座に集まる天体と真反対の位置にいます。

(180度オポジション)

 

 

太陽・月と土星がオポジション。(ピンクの線)

オーブ0.21度とタイトです。

 

太陽・月と木星・冥王星もオポジションです。(黄緑色の線)

 

180度オポジションは、緊張・対立・衝突・葛藤・否定といった意味があります。

真反対の位置で向かい合っている関係は、引っ張りあったゴムのような緊張感があります。

また向かい合うということは、対立関係を生む場合もありますが、

その対立をどう乗り越えるかに意味があり、

そのどう乗り越えたかが、成長に繋がります。

 

星は、しばしばこの対立の位置に配置することで、

その両極性をどう乗り越えるのかを見ているのかもしれません。

 

太陽と月は蟹座で、2ハウスに入っています。

180度オポジションの土星は山羊座で、8ハウス、

 

もう1つの180度オポジションの木星と冥王星は、

同じく山羊座で、7ハウスの終わりにいます。

 

太陽・月と土星の180度オポジション

蟹座で重なる太陽と月。

蟹座は家族や家族同然の仲間、自分の帰ってくる居場所です。

太陽は生き方人生観を、月は心や日常生活、家庭や家族を意味します。

 

月の支配星は蟹座なので、

月は今まさに自分のホーム・居場所にいるわけです。

 

私の居場所、私の家族、私が安らげる場所、

そこに重なる太陽、

私の安らげるホームが、私の生きる場所。

そう言っているような蟹座新月です。

 

その太陽と月は、2ハウスにいます。

月は支配ハウスも2ハウスなので、2ハウスの色がとても濃いですし、

太陽は3ハウスに関係しています。

 

2ハウスは、自分が稼ぐ収入です。

自分が所有するもの、自分が持っている才能、

そして自分の価値を意味します。

 

3ハウスは、兄弟姉妹のような近い存在を意味するハウスなので、

 

2ハウスが、「自分の持ち物」

3ハウスが、「自分の近い距離で」

ということで、この太陽と月は、

ここが私の居場所というすごく近い範囲で何かを訴えています。

 

対する真反対の山羊座には土星がいます。

蟹座のホームに対して、山羊座は社会です。

どちらも集団を意味しますが、

蟹座はごく身内だけの小さい集団の始まり、

山羊座は、集団の集大成です。

 

社会にいる土星は、8ハウスにいて、8ハウスと9ハウスに関係しています。

太陽と月がいた2ハウスが「自分の」所有するものなのに対して、

8ハウスは「相手が」所有するものです。

配偶者の収入であったり、譲り受ける遺産であったり。

 

また2ハウスがまだ「自分」しか知らない個人性の強い段階なのに対し

8ハウスは、他者と深く繋がりたいと切望する、

「相手」を愛し、また別れも経験する場所です。

別れの中には、死も含まれます。

 

土星は、抑圧・制限・痛み・時間をかけて達成する・学ぶ・現実化する、

という意味があります。

 

社会に出て、社会に所属している土星は、

他者との深い繋がりの中で、痛みや苦痛を伴う抑圧を経験し、

9ハウスのもっと遠くへ行きたい、もっと高みを目指したいという思いを制限され、

終わりにするものは、終わりにしていきます。

 

一方で、苦痛や痛みを味わいながらも、

時間をかけて努力し、深い繋がりを得たり、他者から何かを譲り受けたり、

もっと上へ、もっと遠くへと向かい

(物理的な遠くではなく、意識としての遠く)

精神的成長を達成することもあり得ます。

 

自分のテリトリーの中で、

自分の所有するもの、自分の価値、

自分の生き方、自分の家族、

自分の安らげる場所を模索している太陽と月。

 

社会の中で、

深い繋がり、別れや終わり、

もっと上を目指したいという向上心、

精神的成長を、

相当の努力をしながら経験している土星。

 

その緊張と対立の結果、

終わりとなってしまうのか、

何かを譲り受け、何かを成しえるのか。

 

山羊座には木星と冥王星が重なっていて、

その木星と冥王星も太陽・月と向かい合っているから、

 

何かを譲り受けるにしても、

何かを成し遂げるにしても、

苦痛や苦労やインパクトは相当あり、

簡単ではないことを意味しています。

 

でも簡単ではないからこそ、

もしそれを乗り越えて成し遂げた時に受けとるものは

半端なく大きなものです。

 

アセンダントに乗るドラゴンヘッド

この蟹座新月のホロスコープでは、

ドラゴンヘッドがASC(アセンダント)と重なっています。

 

ドラゴンヘッドはこれから向かう方向性であり、

ASCは今現在の立ち位置であり、個人であればその人自身である場所です。

 

蟹座新月の瞬間に立っている立ち位置は、

これから向かう方向と重なっている。

 

それと対峙している相手は、過去の問題であるテイルと重なっています。

 

過去の問題と向き合いながら、今、これからに意識は向いている。

とてもよいスタートを切れそうだけれど、

 

過去のテイルは、太陽・月と150度クインカンクスだし、

これから向かう方向であるヘッドは、土星と150度クインカンクスです。

ヘッドと重なっているASCも当然、土星と150度クインカンクスです。

 

 

水色の線が150度クインカンクスの線

150度は、真正面に向かい合ってもいない不釣り合いな角度です。

 

対立から乗り越えて成長するのではなく、

真正面に構えていないから、対立もしない。

不調和な困難というストレスを意味する角度です。

 

過去の問題と、これからの方向性は、

自分の居場所で生きる太陽と月とも不調和だし、

深い繋がりを得るのか、何かを譲り受けるのか、精神的成長をとげられるのか、

今まさに試練を課せられている社会にいる土星とも不調和。

 

うまくいい方向性に進むには、困難がまだまだありそうです。

 

 

ヨッドとブーメラン

さらに少しオーブはあるけれど、厳しい形があります。

 

 

ヨッドに180度オポジションが貫いてブーメランになっています。

MCとジュノーが150度クインカンクス

天王星とジュノーが150度クインカンクス

MCと天王星が60度セクスタイルで、ヨッドです。

(水色の二等辺三角形)

 

さらにその真ん中を貫く火星とジュノーの180度オポジション

(ピンクの線)

 

ジュノーは争いや災害を意味する小惑星。

ジュノーは今年の春分図で重要な意味を持っていたので、

その後の星読みでも見るようにしています。

 

MCは社会、天王星は変化、改革、事故や災害、

火星はトラブルやアクシデント、事故、暴力などの意味があります。

 

火星とジュノーの180度は、

火星が牡羊座に入ったあたりからどんどん180度に向かい合ってきましたが

この蟹座新月の頃が一番タイトに180度になっています。

 

それだけに、なにかアクシデントが起きないか、

怒りが爆発して争いが起きないか、心配であったりします。

 

ヨッドは宿命的な困難を意味する形ですし、

その困難はこの怒り勃発的な火星とジュノーの緊張が関係してきそうです。

 

天王星、火星、ジュノー、MCのそれぞれのハウスの意味も含め、

居場所、日本、社会、外国、遠方、横のつながり、コミュニティ、

娯楽、スポーツ、遊戯施設、芸能・芸術

これらが関係するところで、怒り勃発やなにかアクシデント、災害がないといいです。

 

 

人って生きるのが難しい生き物なのかな、と思った最近

 

最近はいつもに増して、星読みのスピードが遅くなりました。

どの瞬間を切り取っても、星は厳しく、読むのがツラい。

 

世の中は怒りや苛立ちや悲しみに溢れているし、

無責任な投げやりな行動に向かう人も多い。

 

でもそもそも、生きていくって厳しいこと。

でも厳しい中にもその時々に喜びも幸せもあるし、

1から10まで、どの瞬間も厳しいわけではない。

 

そう思えば、どのホロスコープを見ても厳しくたって

憂えたり、嘆いたりする必要はないのか、

と思いなおしました。

 

ということで、改めて、この蟹座新月のホロスコープから

何を読みとるかと言えば、

 

2ハウスで重なる太陽と月

土星と、

さらに冥王星と木星のプレッシャーも受けている太陽と月。

 

自分の居場所で、自分の価値を、自分の才能を、

どんなプレッシャーにさらされようと、

時間をかけて磨いていくしかないのではないでしょうか。

 

どんなに恵まれた才能を持っていても、

人から羨まれるほどの魅力に溢れていても、

人って、生きるのが難しい生き物なんだなぁ、と思います。

 

であれば、そんな自分の価値さえも、自分の才能さえも

生きていくのに重荷になるのかもしれないけれど、

 

でもそうであっても、

自分の価値は自分にしか守れないから

時間をかけて磨いていき、

揺らがない強い確かなものに育てていくしかないのでは・・?

 

太陽も月も、蟹座新月の後、次の獅子座へと移っていきます。

獅子座は自分らしさを表現する星座です。

 

人生って厳しい、

地球も宇宙も厳しい、

でもその中で、自己価値と自分の才能は

自分で磨いて確かなものに育てていかなくちゃ。

 

それこそが、この厳しい世の中に対処する強さなんではないかと思います。

 

ナイーブであっても、強くあれ。

自分の価値は、自分が守れ。

 

 

蟹座新月の星読みでした。

読んでいただきありがとうございました!

 

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