【山羊座下弦の月】星が示す厳しい現実,頭を使って思考を切り替える

こんにちは。

今日は2020年4月15日7:56に迎える山羊座下弦の月の星読みです。

先週4月8日の天秤座満月から、来週の4月23日牡牛座新月までの間にあるこの下弦の月。

満月での課題をもう一度見つめなおし、次の新月にむけて軌道修正をする時です。

 

前回の満月の課題はこちら→【天秤座満月】何のバランスがとりたいのか.本心にある情熱は何か

 

この山羊座下弦の月では何を表しているのか、見ていきたいと思います。

 

目次

山羊座下弦の月の星よみ

2020年4月15日7:56

山羊座にいる月が25.44度、牡羊座にいる太陽が25.44度、

月と太陽が90度スクエアになり、下弦の月となります。

 

春分図、満月、新月、下弦、上弦、

そして土星や火星のサイン移動(水瓶座に移動)など

要所要所で出しているホロスコープは、

Tスクエアなど困難な状況を表すホロスコープばかりでした。

 

今回の山羊座下弦の月のホロスコープでも

少しオーブはありますが、1つTスクエアがあります。

(前回の天秤座満月はTスクエアがありませんでした。)

 

また、ジュノーがホロスコープの下にポツンといるといった特徴が

春分図、天秤座満月の時と同じように見られます。

 

山羊座と水瓶座に多く天体があつまるのは、ずっと続いている特徴ですが

今回も水瓶座に火星と土星が、

山羊座には木星、月、冥王星、テイルがいて、ごちゃっとかたまって集中しています。

 

そんなあたりがざっくり見た感じの印象でしょうか。

 

牡羊座と山羊座-現時点での苦しさ

もう少し細かく1つずつ見ていきます。

太陽が入っている牡羊座、月が入っている山羊座、

牡羊座と山羊座はどちらも【三区分】で分けると同じ【活動】に分類されます。

 

【三区分】は行動パターンを表します。

【活動】星座は自ら積極的に行動を起こす星座です。

 

同じ【活動】の牡羊座と山羊座は、

ともに積極的に行動する星座ということになりますが、

何が違うかと言うと、

「何のためにその積極的な行動をとるのか」

その「何のため」、行動のもととなる動機の部分が違うのです。

それは【四区分】でわけられる「価値観」による違いです。

 

牡羊座の【四区分】は【火】です。

山羊座の【四区分】は【地】です。

 

牡羊座は、【火】の情熱とやる気、

しかも社会全体を考えての情熱ではなく、まったく個人的な、

自分自身の中にある突っ走るくらい熱い情熱です。

 

対して山羊座は、【地】の現実性と実際性、

社会的な責任、義務、現実的な努力の為に活動します。

 

自分の中の熱い情熱の為に突っ走って生きたい太陽と

個人の感情は抑制して、社会の為に、秩序の為に、

現実的に社会的責任を果たすため努力せねばという気持ちでいる月

 

その同じ積極性をもった活動性にも関わらず、

相反する価値観、

起こしたい行動(太陽)と、それを抑制して社会的秩序を考えている感情(月)

そこが現時点での苦しさの原因です。

 

月と重なる木星と冥王星

山羊座にある月は木星と冥王星と重なっています。

右側の濃いピンクの丸で囲ったのが、木星、月、冥王星です。

木星、月、冥王星、それぞれが関連するハウスや入っているハウスの意味を加えて

それぞれを考えてみます。

 

月と木星

木星は、拡がりを意味する天体です。

木星の拡がりは拡大、発展という言い方をしますが、

拡がるのは良いことばかりではありません。

宇宙や天体にとって、人間の考える良い悪いはまるで関係のないことなので、

そもそも良いも悪いもないのです。

良い悪いの意味をつけたがるのは人間です。

 

その木星が拡げようとしているもの。

 

1つは向き合うこと。(7ハウス)

人と人との距離が求められている今。

現実的に距離が求められているからこそ、

肩を組んだり、顔を向かい合わせて談笑したり、

人と人の距離が、何も考えずに近かったついこの間までのことを思いませんか?

 

だからこそ、向き合えていた時の有難さ、

そして距離が向き合えないからこそ、

想いはより深く、真剣に向き合っていると思いませんか?

 

「想い」は月です。

月が意味する感情、心、揺れ動く不安定な心。

それが木星と重なることで、その想いが、揺れ動きが大きく拡がっています。

 

もう1つは、社会のこと。(10ハウス)

これから社会はどうなっていくのだろう。

これから自分の仕事はどうなっていくのだろう。

そんな想い(月)が拡がっていく・・

 

もう1つ8ハウスに関する意味については、

木星、月、冥王星とも入っているハウスは共通して8ハウスなので

8ハウスに関することは、また後でまとめます。

 

月と冥王星

冥王星は、破壊と再生の天体です。

深刻なこと、強引な変化、

そして、あんまりそこまで言ってはいけないのかなと思って書いていませんでしたが、

そして今も書かなくてもいいのかもしれないけれど、

まぁ、純粋な冥王星の意味として。

冥王星には、致命的なウイルス、大規模な破壊、大量死といった意味があります。

 

関連するハウスの意味も加えると、

健康、病気、病院、医療従事者、雇用される仕事(6ハウス)の

大規模な破壊・・

それを懸念して、不安に揺れ動く心(月)・・

 

木星と月と冥王星、そして8ハウス

木星と月、

向き合うこと、仕事(経営する仕事)のことを思う気持ち、揺れ動く不安が拡大する。

 

そして冥王星と月、

健康、病気、病院、医療従事者、雇用される仕事が、

ウイルスによって大規模な破壊が起きるのではないかという不安な心。

 

それも木星によって、拡大する。

 

そして、木星も月も冥王星も入っているハウスは8ハウス。

今回のホロスコープの中で一番たくさん天体が集まっているのが、8ハウスです。

もう一度ホロスコープを。

 

薄くピンクでぬられた場所が8ハウスです。

ここには、木星、月、冥王星と、

スペースの関係で枠からはみ出てますが、実際には土星も8ハウスに入っています。

つまり、8ハウスにいるのは、

木星、月、冥王星、土星の4つの天体です。

 

8ハウスは、生死を意味する場所です。

深いつながりも意味します。

また金融や経済も意味する場所です。

 

そこに天体が集まるということは、

その8ハウスの持つ意味合いを重要視しているということです。

 

人の生命の生き死にも、

社会、仕事の生き死にも、

全世界的な経済の生き死にも、強調しているということです。

 

日一日と、状況が変わる今。

特に日本は、危機感に温度差があり、

でもそれも、1日1日、1週間前と現在、

そしてさらに1週間後、2週間後と、人々の意識は変わっていくはずです。

 

その中で今週は、その生死への意識が強まる時ということなのではないでしょうか。

 

木星・月・冥王星と太陽が90度スクエア

太陽と月が90度スクエアになるのが下弦、上弦の月です。

冒頭の太陽・牡羊座/月・山羊座でお話したように、

太陽と月の間にストレスが生じている状態です。

 

その月と木星、冥王星が重なっているので(コンジャンクション)

太陽との間のストレスには、木星と冥王星も関わってきます。

ピンクに塗られた場所にある丸、木星と月と冥王星、

それとピンクの横線がひかれているのが、太陽との90度です。

 

この時の太陽は、自分の中の個人的な欲求を表しています。

本当はバッと突っ走ってしまいたい情熱です。

その太陽の情熱は、本当は動くことを熱望しています。

動きたい、移動したい、流通したい、

両親に会いたい、生まれ育った地域に戻りたい、

繋がりたい、友達と会いたい、仲間に会いたい、サークル活動がしたい。

夢をみたい、希望がみたい、理想を語り合いたい。

そういう欲求。

生きるための直球的な欲求。

 

それが月、木星、冥王星によってできない今を表しています

でもスクエアはその困難から動き出さざるを得ない状況。

その困難に押しつぶされる状況ではなく、

そこから抜け出し、困難から成長することを意味しています。

 

困難な状況だけれども、今は個人的な欲求で突っ走らず、

社会性を重視することを促しています。

その困難から先の成長、抜け出た後の希望のために。

 

木星・月・冥王星と金星が135度

ピンクで塗られた場所の丸、木星・月・冥王星と

もう1つのピンクの直線が金星との135度セスキコードレートです。

 

135度セスキコードレートは対処不能な困難です。

障害であり、怒りの感情も生まれる位置です。

スクエアのようなそこからの成長といったよりも、

ただただ、困難な状況を意味しています。

 

金星は人生の喜び、幸せ、物質的な安定。

ハウスの意味も加えると、

娯楽(スポーツ、イベント、舞台、ライブ、遊戯施設など)の楽しみが

今どう対処しようもない困難な状態であるということを示しているし、

今はその喜びも楽しみも、物質的な安定さえも、自由にいかないことを示しています。

 

太陽とジュノー、MCとジュノー

なかなか希望のない星読みでスミマセン。

でも、まず現実に書かれていることを読み取り、

そこからどう対処するのか、できないのか、なにかヒントはないのかを読んでいきます。

 

黄緑色で書いた直線が2つ。

太陽と下にポツンと離れているジュノー、これが165度クインデチレ。

MCとジュノーが135度セスキコードレート。

 

まず太陽とジュノーの165度クインデチレから。

165度クインデチレは、強迫観念、激変、別離、病気。

 

太陽は先ほどから言っている牡羊座の直球ストレートな欲求。

ジュノーは、争い、権利の主張、災害。

突っ走りたい情熱を主張すると、病気になるよ。

というのはそれこそ直球ストレートな解釈ですが・・

 

ジュノーの入っている場所は5ハウス。

5ハウスは娯楽や遊びを表す場所であり、自己表現を表す場所です。

そこでのジュノー、権利の主張。

 

自分の楽しみだけを主張していると、生きる道(太陽)を失うよ(165度/激変)

という警告であると受け止めてもいいのかな、と思います・・

 

そして、MCとジュノーの135度。

135度セスキコードレートはさっきの通りです。

対処不能な困難。

5ハウスでの主張は社会的に(MCは社会性を示す)、今はどうあっても難しいよ

ってことでしょう・・

 

 

水星・ヘッド・テイルのTスクエア

線がイッパイすぎてわかりづらいので、

もう1つ新しい画像で線を引き直します。

黄緑色の三角、水星とドラゴンヘッドとドラゴンテイルのTスクエアです。

ヘッドとテイルは常に180度ですが、

そのヘッドとテイルと水星が90度スクエアの位置にいます。

 

水星は知性という意味で、

これまでホロスコープの中で、救いになる位置にいることもあったのですが

 

今回の場合で言うとこの水星は、「移動」を意味していると思います。

長距離的な移動ではなく、例えば海外と日本といった距離の移動ではなく、

日本国内における移動、

それも行ったり来たりするような近隣の動きも含めた移動を指していると思います。

 

4ハウスも関係しているので、生まれ育った場所への帰省、

そして、不要不急の外出を意味しているのでしょう。

 

が、どうしたってそれがゼロにはならない現実。

線は引いてませんでしたが、

この水星は権利の主張であるジュノーと180度オポジションです。

 

どうしたって、帰りたい、帰らなければいけないという主張との葛藤、

どうしたって、出かけなくてはいけないという主張との葛藤。

 

でもその移動である水星が、Tスクエアを作っている。

ヘッドはこれから向かう方向、テイルは過去の問題。

そしてヘッドとテイルは身近な人間関係の意味もあります。

 

自分の身の回りの人達との困難な問題を生まないためにも、

今は移動はしてはいけない・・

いろいろ事情はあるけれど、苦しいけれど・・・という意味合いにとれます・・

 

希望はあるのか?

これでもか、というほど、厳しい言葉しか出てきません。

そこに希望はあるのか?

 

火星、金星、ジュノーのグランドトラインの意味は?

ひとつ、幸運を示す複合アスペクト、グランドトラインがあるんです。

このホロスコープの中に。

また元の画像に戻りましたが、

この真ん中にある水色の三角形、これがグランドトラインです。

 

グランドトラインは、「大きな幸運」「恵まれた環境」を示します。

但し、それを自覚していない場合もある・・

 

自分の持って生まれた魅力や才能に本人が気付いていないように、

今のこの状況下においても、

気が付いていない幸運のポイントがあるということでしょうか?

 

【風】のグランドトラインからヒントを見つける

このグランドトラインは「風」のサインで起こっています。

グランドトラインを構成する天体が入っているサイン(星座)、

火星が水瓶座、金星が双子座、ジュノーが天秤座、

すべて【四区分】の中の【風】です。

 

風は知性と情報に価値観を置きます。

2020年12月に水瓶座で木星と土星が重なるグレートコンジャンクション。

これを機に240年続いた【地】の時代から【風】の時代に変わると言われている、

その【風】。

 

風は思考です。

情感よりも論理を重んじ、合理的に頭で割り切って考えます。

 

感情よりも、今まではこうだったという現実よりも、

今この時を頭を使って考えろよ、ということです。

 

双子座の風は、気持ちの切り替えが早いのが特徴です。

深く情報に飛び込んでいない、1つ1つは浅いが軽く、早い。

同時に2つのことをやっちゃう。

時代の流れに乗る。

客観的な情報から臨機応変に対応できるのが双子座の風です。

 

天秤座の風は、客観的な視点でバランスを重視するのが特徴です。

先の天秤座満月では、

バランスを優先するがあまり八方美人になって決断できないという欠点を指摘しました。

その決定打に欠けるという欠点は気をつけつつ、

天秤座にいるのが権利を主張しているジュノーなので、

ゴリゴリに権利を主張するのではなく、

ここは周囲とのバランス、中立、調和、公平を意識する。

 

水瓶座の風は、情報をそこに安定化させようとします。

客観的な視点で取り入れた情報を元に、

自分らしいオリジナルの主張や論理、思想を持ちます。

それは伝統だけを重んじる、古き良き時代だけに重点をおくこれまでのやり方を一新させ

封建的な縦社会ではなく、立場や地位など関係ない

1人1人の個性が生きる横並びの社会を作ろうとしています。

 

そんな3つのそれぞれの【風】の特徴を取り入れながら、

今この危機を逆にビジネスチャンスにしようとしている人もいるでしょう。

 

ある意味、切り替えが早く、

ある意味、スマートでそつなく、

ある意味、そこから自分のオリジナルでチャンスを掴む。

 

そういった恵まれた畑が、この危機的状況の中で見えなくなっているけれど、

実はあるんだよ、ということを風のグランドトラインは教えているのかもしれません。

 

いずれにせよ、「今まで通り」が通用しなくなる世界にはなります。

「今までの安心」が、「これからも安心」ではない世の中です。

 

私自身、この【風】の分野は苦手です。

私自身【風のグランドトライン】を持っている、にも関わらず。

 

恵まれた環境、持っている才能、そこにある幸運に

人は案外、気が付かないものです。

 

こんな状況だからこそ、

頭を使って考える。

そして風のように身軽に、垣根なく、どこまでも、

可能性と行動を拡げてみる。

(実際の移動はできないけど。だから【思考と知識と情報】!)

 

この先のホロスコープもまだまだずっと厳しさが続くので、

この山羊座の下弦の月でできた風のグランドトラインをヒントを活かして、

希望も見つけていきたいと思います。

 

長くなりましたが、山羊座下弦の月の星よみはここまで。

読んでいただき、ありがとうございました。

 

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