【乙女座新月】夢や奇をてらう改革よりも.着実な足固めを

こんにちは。

今日は乙女座新月のお話です。

 

 

目次

乙女座新月

 

 

2020年9月17日20:00

乙女座25.01度で太陽と月が重なり、

乙女座新月です。

 

この乙女座新月では何を伝えてくれているのでしょうか。

 

乙女座という星座

牡羊座から始まる12星座。

乙女座は6番目の星座です。

 

生まれたばかりの牡羊座。

自分の肉体を意識し始めた牡牛座。

自分に近い存在(兄弟)に気付いた双子座。

家族という自分の居場所を得た蟹座。

家族の愛情に育まれながら、自分らしさを謳歌する獅子座。

 

そしてその次にあたる乙女座で、

初めて「他者」の目にさらされます。

 

自分の身の回りしか知らなかった、

自分のごく近い存在だけ、

自分の味方だけに囲まれていた世界から、

 

初めて、他者からの「批評」を受けとるのが乙女座の段階です。

 

自分では良かれと思ったことが、

自分の家族は「いいね」と言ってくれたことが、

 

他者からは「そうでもないんじゃない?」と言われ、

 

現実を分析し、

何がいけなかったのか、

どうすれば受け入れられるのか、

どう適応していったらいいのだろうか、

 

と考えるのが乙女座です。

 

乙女座は「地」の現実感に価値をおき、

「柔軟」に適応する星座です。

 

現実に自分を合わせようとします。

 

よって、乙女座は、義務や奉仕の星座であり、

自分を厳しく律し、

時に繊細でストレスを感じやすい星座です。

 

乙女座の太陽・月と天王星/海王星

乙女座で重なる太陽と月は、

天王星と135度セスキコードレート、

海王星と180度オポジションです。

 

 

 

太陽・月と天王星、ドラゴンテイルで

135.135.90度の二等辺三角形を形成し、

ヨッド的(宿命的な困難)な形になっていますし、

(水色の二等辺三角形)

 

太陽・月と海王星、ドラゴンヘッドとテイルで

グランドクロス(大きな困難)を形成しています。

(ピンクの十字と四角形)

 

太陽と月と135度になっている天王星。

135度は対処不能な困難という意味の角度です。

 

天王星は自分自身を意味するASCの近くにいます。

 

天王星は改革や革命の意味があり、

ASCの近くにいるということは、

自分自身を変えようとしているのかもしれません。

 

天王星は12ハウスにいて10ハウスに関係しているので、

その改革は潜在的なものであり、

無自覚かもしれません。

 

また10ハウスのもつ社会性や

仕事面での改革を意味しています。

 

でも、そんな自分自身や潜在意識の深いところや、

社会性の改革は、

 

意志や行動である太陽、

感情である月とは、

 

対処不能な困難な関係です。

 

しかも過去を意味するテイルとあわせたら

宿命的な困難を意味するヨッド的な形の為、

 

この時期の改革はあまりうまくいきそうにありません。

 

また太陽・月と180度である海王星は、

11ハウスにいて、11ハウスに関係しています。

 

11ハウスは理想や希望を意味する場所ですし、

海王星は夢を意味する天体です。

 

理想や希望ばかりを言って夢見がちな海王星もまた

太陽と月と180度対立の関係です。

 

さらにこれからを意味するヘッドと、

過去を意味するテイルとあわせると、

グランドクロスを形成しているということは、

 

夢や理想ではうまくいかない時期かもしれません。

 

MCに重なる土星と太陽・月

このところ、MCに天体が重なっていることが多かったですが、

今回の乙女座新月では、

土星がMCと重なっています。

 

MCは社会を表す場所で、

土星は抑制や制限、試練を意味する天体なので

何か、社会的な制限が強く感じられる出来事があるかもしれません。

 

土星・火星・ジュノーで形成されるTスクエアも

まだくっきり出来ています。

 

土星:制限・抑圧・試練

火星:トラブル・アクシデント・暴力

ジュノー:争い・権利の主張・災害

 

それらで構成されるTスクエア(困難)がここしばらくずっとあるのです。

 

そういう意味でも、土星と重なるMCは、

社会的になにかストップがかかるような出来事を意味していると言えます。

 

でも、そんな土星と太陽・月の重なりは120度トラインの

希望を意味する位置関係にあります。

 

 

黄色の三角が、土星・火星・ジュノーのTスクエア。

緑の線が土星・MCと太陽・月の120度トラインの角度です。

 

土星は制限・抑圧・試練を意味しますが、

それら苦痛を感じるかもしれない経験、努力、時間の積み重ねを経験した結果、

物事を達成させるという意味を持っています。

 

棚ぼた的なラッキーはないけれど、

着実に苦しくても歩みを止めず、努力することで

実力をつけて、物事を成し遂げるという意味です。

 

それは乙女座の意味合いとも相性がよく、

自分を律し、他者からの批判を受け止め、

自己鍛錬をしていく乙女座であるからこそ、

 

その自己鍛錬の末、物事を成し遂げるのです。

 

その太陽と月は5ハウスにいます。

5ハウスは自分らしさや楽しみを意味する場所です。

 

単純に楽しい!目立ちたい!!だけではなく、

乙女座の要素をいれた5ハウス。

 

そこには自己満足だけではない

他者からの厳しさを受け入れ

自己鍛錬をする努力を意味しています。

 

また太陽も月もどちらも4ハウスに関係しています。

(月は3ハウス=学習も)

 

自己満足ではなく、

自己鍛錬をすることで自分らしさを達成し、

4ハウスである自分の基盤を確立する。

 

そういう努力を重ねることが、この時期、

幸運に繋がるということです。

 

夢や奇をてらう改革よりも、着実な足固めを

夢や希望を語るのは、悪いことではない。

特に今年は誰にとっても厳しく苦しい年であるので、

厳しい言葉は欲しくない。

 

でも、

この乙女座新月では、実に乙女座らしく、

 

夢や奇をてらう改革よりも、

着実な足固めをすることを促しています。

 

努力や自己鍛錬は苦しいものです。

でも、

努力や自己鍛錬を積める人は、

苦しさにフォーカスせず、

 

そこにある自己成長に喜びを感じられるから

着実に歩みを止めずに、努力し続けられるのだと思います。

 

苦しさを苦しいとも思わないかもしれない。

 

何にフォーカスするか。

 

甘い絵空事ではなく、

今は現実的に努力を重ねる時期。

 

自己鍛錬の乙女座の季節だもの。

 

2020年12月、風の時代が始まると言われていますが、

風の軽さだけにフォーカスせず、

 

その前の地の時代の総仕上げをしなくては。

 

積み上げてきた努力がないと、

簡単に風に吹き飛ばされてしまいますよ。

 

乙女座新月の星読みでした~。

 

9月22日の秋分図の星読みも書かなきゃいけないので

早めのアップでした!

 

読んでいただいてありがとうございました。

 

 

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