こんばんは。
今日は牡牛座新月のお話です。
牡牛座新月は4月23日なのでちょっと先のお話ですが、
個人鑑定を始めたもので、どうにも忙しくなりそうなので
今のうちに書いておこうと思います!
牡牛座新月の星よみ
2020年4月23日11:26牡牛座で新月になります。
ホロスコープの頭上高く、MCの近くで
牡牛座3.40度で太陽と月が重なります。
太陽と月のすぐ隣に天王星がいるのも印象的な新月です。
この新月が意味しているものを、1つずつ見ていきます。
牡牛座という星座
前回の新月は3月24日の牡羊座での新月でした。
占星術では春分を1年の始まりとみるので、
この3月24日の新月が1年で一番最初の新月でした。
牡羊座は12星座の中のトップバッターの星座です。
牡羊座はスタートダッシュを切るのにふさわしい、
熱く突っ走る勢いのある星座です。
その熱くスタートダッシュを切った牡羊座の次にあたるのが
今回の牡牛座の新月です。
12星座の中の2番手である牡牛座。
牡羊座が生まれたまんまの赤ちゃんだとすると、
牡牛座は自分の肉体を意識する段階です。
赤ちゃんが、自分の手をジーーっと見つめて、
パクっと自分の口につっこむ、
それです。笑
まだ他者を知らない。
自分と他者という認識もない。
ただ、「そこにある」ものに気付く。
そんな段階が牡牛座です。
牡牛座は「地」の価値観を持ち、「不動」の持続性をもつ星座です。
現実を重視し、今目の前にあるものを重視します。
自分の目で見て、自分の手で触って確かめ、
そこにその物が現実にあるのかを重視する星座です。
自分自身で確かにそこにあることを確認した上で、
始まりから順序よくゆっくり積み上げていきます。
そんな牡牛座で起こる新月はどんな意味を持っているのでしょうか。
牡牛座で重なる太陽・月・天王星
ホロスコープの一番高いところで
濃いピンクの丸で囲ってある場所、
それが牡牛座で重なる天体達です。
左から天王星(♅)、月(☽)、太陽(☉)です。
そもそも新月というのは、地球から見て月と太陽が同じ方向となる日です。
ホロスコープ上では同じ場所、同じ度数で重なります。
(コンジャンクション)
太陽は、生き方人生観、社会性を表し、
月は、心、感情、毎日繰り返される日常、家庭を意味します。
それが重なるということは、
自分自身の外側も内側も重なるということで、
外に向けて行動する太陽も、
自分の内側を見つめる月も、同じ方向性を向いているということです。
それはある意味、裏表がなく、矛盾がなく
その方向性をより強調していることになります。
牡牛座、現実感と安心安定を重視する星座。
そこに実際にあるものを重視し、ゆっくり順序よく積み上げ、
その安心安定が長く持続することを望む星座です。
「今そこにあるもの」
これから獲得するのものではなく、
「すでに自分が持っているもの」
それに気付くのが牡牛座の段階です。
私達の行動(太陽)も、私達の気持ち(月)も、
これから何かを得ようと思って探しに行くのではなく、
「今、すでに自分が持っているもの」に気付きなさい。
というのが、まずこの牡牛座新月の大切なメッセージです。
その太陽と月に、天王星が重なっているということはどういう意味があるでしょうか。
天王星の変容
天王星は突然の変化を表す天体です。
変化、変容、改革を意味する天体です。
今さんざん言われていますよね。
「私達1人1人の行動を変容させよう」
天王星が重なることで、
太陽である「行動」も、月である「気持ち」も
「変容しようよ」と強く促されています。
それは、外に何かを求めて変わろうとするのではなく、
外の誰かに、何かを変えてもらうのではなく、
牡牛座だから、
「今すでに自分が持っているものに気付いて」変わろうよ。
外じゃないよ、自分がすでに持っているものだよ。
まさに、stay home・・・
外に向かうのではなく、自分のテリトリーの中で探す、
内側を探す。
そして天王星の意味
「はっきり見る」
自分がすでに持っているものに気付き、
そしてそれをはっきりと見る。
天王星の変容は、
ハッキリと見ることで、
自分がすでに持っている自分の才能に目覚めることでもあるし、
自分がすでに持っているものを必要ならば変えていくこと、
どちらでもあるのです。
牡牛座新月のTスクエア
牡牛座で重なる天王星・月・太陽が、
ASCと土星の180度オポジションに対して
それぞれ90度スクエアになっています。
濃いピンクの三角形、
天王星・月・太陽と、ASCと、土星(♄)のTスクエアです。
このTスクエアが意味しているものを見ていきます。
積み上げた頂点の10ハウス
Tスクエアを構成している天体が入っている場所を見てみます。
ASCは1ハウス。(左側・・〇つけなかった。。)
天王星・月・太陽(上のピンクの丸)は
10ハウス(黄緑色で塗ったところ)で、3つの天体が入っています。
Tスクエアは困難を表している形で
でもただ単に困難で困った、お手上げです!っていうことを言いたいアスペクトではなく
困難からどう行動を起こしていくかを示しているものだと思っています。
なのでまずはその困難がどういうところで起こっていて、
何が今苦しいのかを知らなくてはいけません。
まず10ハウスに
Tスクエアを構成する天体3つが入っていて
この場所を強調しています。
10ハウスは社会性を表す場所です。
仕事であり、築き上げてきた地位であり、
人々が努力して到達できる最高点であり、これまでの努力の結果の場所です。
そこにTスクエアの困難さと、天王星の変容・改革のエネルギーが注がれているので
ある意味もうこれ以上、上に行くことができなくなり、
今それが限界値を超えて崩されていくことを示しています。
まずこれが10ハウスに示された困難な点。
これまでもずっと強調されてた6ハウス
次に、Tスクエアを構成する天体である土星は
6ハウス(水色で塗ったところ)に入っています。
そして6ハウスには土星の他に、木星と冥王星が入っており、
こちらも3つ天体(右のピンクの丸)が入ってます。
6ハウスは、仕事のうち雇用される仕事を表します。
医療関係や公的な市役所などの役場も6ハウスの意味するものになります。
また健康や病気も6ハウスです。
そこに痛みを伴う試練であり、苦痛である土星、
破壊と再生の冥王星、それらを拡大させる木星が入っています。
6ハウスはこれまでも度々、強調されていた場所です。
【天秤座満月】何のバランスがとりたいのか.本心にある情熱は何か
この時も6ハウスで冥王星と木星が重なっていました。
【蟹座上弦の月】何が一番大切か?優先順位を間違えてはいけない
この時は月と90度スクエアになる太陽が6ハウスにいました。
【牡羊座新月】この状況にも希望はある.はっきり見る.子供の目で見る
この時も牡羊座で新月となる太陽と月が6ハウスにいました。
【3/22土星水瓶座入り】今起きている問題.2020年は重要な年
この時はこの水瓶座入りした土星が6ハウスにいました。
さらにこの時は6ハウスに土星、冥王星、火星、木星と4つも入ってました。
しかもハードな面々・・
春分の時も6ハウスには、冥王星、木星、火星、テイルがいました。
こうやって振り返っただけでも、
大事な時に、重要な天体が6ハウスにいる。
それだけ今はこの6ハウス的なことに大変なことが多いというわけです。
雇用関係であったり、医療関係であったり、
病気、健康に関してです。
まさに、それしかないですよね、今は。
ある意味シンプルな牡牛座新月
ある意味これ以上ないくらい、シンプルです。
シンプルに今のまんまを表しています。
医療現場が大変。
雇用関係が大変。
病気、健康が大変。
社会が、
これまで頑張って築き上げたものが、
今まさに崩壊させられるんじゃないかという困難の真っ只中にいる。
しかも新月がおこる場所である牡牛座は
「そこにあるものに気付け」と言う。
牡牛座にいる天王星は、
自分がすでに持っているもので変容しろ、と。
自分の持っている能力に目覚めろ、と。
同時に、
自分がすでに持っているものを、変容させてみろ、と。
まず、自分が持っているものに気付く。
外に求めるのではなく、自分に問いただせ。
外ではなく、自分が持っているものを、
自分がこれまでゆっくり順番に作り上げてきたものを、
天王星のハッキリした目で、はっきりした光に照らして、よく見ろ。
そこに崩壊が起きているのならば、
それは変容させていくしかないだろう。
牡牛座は変化を嫌うところもあります。
身についたものを変えないところがあります。
そして自分の利益になるものに対する執着が強い。
崩れ始めているのだとしたら、
それを変えることに抵抗をしてもダメだ。
これまでのやり方を変えないと固執するのもダメだ。
ましてや自分の利益だけを守ろうとするのはダメだ。
シンプルだけど、
強烈に牡牛座新月が言っていることはそれなんじゃないかな、と
そう思います。
頑張れ、というのも
頑張ろう、というのも
簡単なことじゃありません。
でもここは、この状況下で
頑張って変えていくものは変えていくしかない。
そして、外に求める前に、自分の手元をよくみて
自分が変わらなきゃいけないところは変えないとダメだということです。
それができたら、
もしかしたら、何か自分に秘められた才能に目覚めるのかも?!
そんな希望も込めて、
今日は強めのメッセージです。
ということで今日は少し短め?笑
読んでいただき、ありがとうございました。
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