こんにちは
今日は牡羊座満月のお話です。
牡羊座満月
2020年10月2日6:05
太陽・天秤座9.13度、月牡羊座9.13度
牡羊座満月です。
今朝早くの満月でした。
昨夜は中秋の名月で、
とても明るく強い光を放つ月が見られました。
雲に隠れていたお月様が
強い光を放ちながら、
だんだんと顔を出してくれました。
この強い光を放つ月は
何を伝えているのでしょうか。
ASC軸にある太陽と月
この牡羊座満月のホロスコープ、
まず目につくのがASC軸に沿うように
太陽と月があることです。
ASC(アセンダント)に太陽
ⅮSC(ディセンダント)に月
(ピンクの丸)
ASCは個人が生まれた時点でのその人の気質を、
そして今その時の状況を表しています。
ⅮSCは相手を表す場所です。
他者から見た自分の顔であったり(どう映るのか)
対人関係を表したりします。
ASCと重なる太陽は
12ハウスにいて、11ハウスに関係しています。
自分の意志や行動を示す太陽は
自分自身の本質であるASCに重なっているので
その意志や行動は、自分の本質に沿ったものであると言えます。
11ハウスは理想や希望を表す場所なので、
理想に向けての行動や意志かもしれません。
ただ12ハウスにあるので、
その意志や行動は表に現れにくいとも言えます。
本人の自覚のないところで、
潜在意識のような深い部分での理想を
心の奥底に掲げています。
この太陽は、他の天体とどれも難しい位置にいます。
まず心や感情である月とは真反対180度ですし、
変化や改革を意味する天王星とは150度クインカンクス
やる気やトラブルを意味する火星とは165度クインカンクスです。
(オレンジ色の3つの線)
太陽と真反対にいる月は、
6ハウスにいて、10ハウスに関係しています。
潜在的に、心の奥底で、
理想にむけての意志や行動を持っているのに対し、
その心は、社会における自分を意識しています。
6ハウスは奉仕や義務の場所なので、
社会に対し、こうしなければ、という思いや
また他者に対しても、
こうしなければという思いを持っているのかもしれません。
心は少し窮屈でストレスが溜まりやすい状態です。
太陽は天王星や火星とあまりうまくいかない角度にいるので
何かこうしてやろうという改善点も、
やる気も少しからまわって、うまくいきにくい時期かもしれません。
MC軸の木星・冥王星・土星
ASC軸に太陽と月がありましたが、
MC軸はどうでしょう?
MC(エムシー)は社会性や仕事を表し、
IC(アイシー)は家庭や拠り所を表します。
MCの真反対(180度)、つまりそこがICですが、
ICの近くには木星・冥王星・土星がいます。
(下にあるピンクの四角)
今年は12月まで、山羊座にこの3つの天体が入っています。
土星は制限や抑圧・試練を与え、
冥王星は徹底的に破壊を促し、
木星はそれら試練や破壊を拡げようとしています。
この牡羊座満月では、
この3天体がICの近く、つまり4ハウスにいるので
家庭や拠り所といった自分の拠点を今、
徹底的に見直しをかけていると言えます。
2020年の秋分図でも
自分自身の基盤がしっかりしているのか、
根底となるものに底力があるのかどうかが問われていました。
心が疲れた時、
病んだ時、
あなたのパワーチャージとなる場所はありますか?
安らげる場所はありますか?
ここ一番、踏ん張り時だという時に、
踏ん張れる土台が大事ですよ、と
秋分図では言っていました。
その土台に今改めて、課題をむけているのが
この牡羊座満月です。
その課題を問われたICにいる木星と
社会を表すMC、自分自身を表すASC
これらを結ぶ三角形は
Tスクエアという困難な形を作っています。
(ピンクの三角)
社会の問題も、
自分自身の問題も、
この土台がしっかりしているかどうか
そこにかかっていますよ、
という問いかけです。
水星とジュノーの合
今回のホロスコープで1つ気になるのは、
1ハウスで重なる水星とジュノーです。
(黄緑色の丸)
ジュノーは春分図で問題となっていた天体で
争いや災いを意味します。
それが1ハウスで水星と重なっているので、
自分自身の身に争いや災いが起こりそうです。
水星なので、言葉に関することで
発信した言葉や、
まわりの人とのコミュニケーションで
争いに発展しないように、
自分の言い分だけに熱くならないような注意が必要です。
またこのジュノーと水星の重なりは
海王星と135度セスキコードレートです。
(黄緑色の線)
135度は対処不能な困難という意味があり、
海王星に関することで注意が必要です。
例えば、お酒の席での会話や、
芸能関係に関する発信や、
それが争いや災いにならないよう
自分自身の発言はよくよく考えて発信した方がいいという
警告のように思います。
また水星は肺を意味しますし、
海王星は病気と関係があります。
単純にアチコチ出歩くことで
(水星は行ったり来たりする動きを表すので)
コロナにかからないよう、
気が緩みがちですが、その注意もまだまだ必要です。
希望のカケラを大事に育てよう
このホロスコープの中で、
MCと真反対にいる天体を調停しているのが
海王星です。
海王星はMCに対して120度
木星・冥王星に対して60度です。
(水色の線)
MCと木星・冥王星の緊張を緩和する役割を
海王星が持っているということです。
MCと木星・冥王星の調停が海王星。
この海王星は6ハウスにいて、6ハウスに関係しています。
この6ハウスの海王星が、
MCと木星・冥王星を調停しているという図を
どこかで見た気が・・・
2020年6月30日、
山羊座で木星と冥王星が合・コンジャンクションした時も
6ハウスにいる海王星が調停していました。
ちなみに上の木星と冥王星の合のブログは
毎日、誰かしらが読んでくれているブログです。
恐らく「木星と冥王星の合」で検索して
このブログを訪れる方がいるようで、
木星と冥王星が重なっていることの影響を受けている人が
たくさんいるんだと思われます。
(さらにもっと多く読まれているのが
トランジット冥王星がアセンダント通過することを書いたブログです。)
6/30の木星と冥王星の合と同じように、
今回も6ハウスの意味が濃い海王星が救いになっています。
海王星は、
水に関すること、お酒に関すること、
中毒や病気、悩み、曖昧、混乱、
芸能、芸術、夢、スピリチュアル
などなどの意味があります。
ここは希望的な役割をもっている海王星なので、
海王星のよい面で見ていくと、
海王星のもつ、感性や芸術性、そして夢
それらがキーワードになるのではないでしょうか。
そしてこの海王星は6ハウスと関係が深いので、
6ハウスの持つ現実性が重要になってきます。
海王星は「夢」ですが
単なる夢をみるだけではなく、
夢を現実にするための、
客観的な視点と、
現実的に努力をするという鍛錬が必要だということです。
このコロナの時代、
そして最近は、芸能界での悲しい話題が続いていることが注目されていますが
(ちなみに芸能に関することの悩みや破壊は
前回の山羊座上弦の月で出ていました。
私は別の方を危惧して書いたのですが、
そういう空の動きでした。)
悩みや悲しみはたくさんあると思います。
でもその中で、希望を見出していくことは、
生きていく上で必要なことです。
そして出来ることならば、
その夢や希望を、現実的に努力して鍛錬することができたならば、
それはこの時代を生き抜く力になります。
もちろん、今、
ものすごく切ない人にとって、
「鍛錬する」ということは、キビシイことで、
難しいかもしれません。
今、とてもそれが無理な人は、
もちろん、無理に鍛錬になくちゃ、と頑張らなくてもいいです。
頑張らなくても、
というか、
頑張ることそのものがツラくない夢や楽しみがあるといいですよね。
希望や夢、
ほんのちょっとした楽しみでもいい。
そんな小さなカケラを糧に。
自分が踏ん張れる土台をしっかりと築くためにも、
破壊されても、そこから再生していく力を手にするためにも、
希望のカケラを、大事に育ててください。
牡羊座満月の星読みでした。
読んでいただきありがとうございました!
コメント